2015年の食料危機(フードクライシス)

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2015年の食料危機(フードクライシス)

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492223215
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C3036

内容説明

先進国の中で、食料自給率が極端に低い日本。このままでは、アメリカの恐ろしい戦略に翻弄されるのは間違いない。世界のマネーをつぶさに見てきた著者が、これから来る凶事に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 これからは穀物が国家の命運を左右する
第2章 アメリカの穀物戦略
第3章 アメリカの覇権を脅かす中国
第4章 穀物市場における投資マネー
第5章 ギリシャ以上に深刻な日本の債務問題
第6章 日本を襲う食料危機
第7章 もう一つの食の危機

著者等紹介

齋藤利男[サイトウトシオ]
タクミ・アセット・マネージメント社の調査部門責任者。1953年、愛媛県生まれ。大学では農業経済学を専攻。卒業後、商社にて会計、税務、貿易金融、財務などの各部門を担当。その後、信託銀行や内外の資産運用会社にてアナリストやファンドマネージャーとしても活躍。広範で豊富な運用経験を背景とした独自の資産運用分析には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

19
農産物の余剰から不足の時代へ・・・。問題はその原因。農業政策はもちろんだが、雇用政策、エネルギー政策など・・・。Power Gameがちらつくのが難点。「穀物のコモディティ化」論に同感。あたかも、国民の貯蓄を念頭においた日本の政府債務増加にも危機感。一方で、「貯蓄税」!?あり得る話に背筋がぞくり・・・。(汗)そして、(表現の解釈の違いだけだと思うが)「(食費が)安かろう(品質)悪かろう」は若干短絡すぎかもしれない。食生活の見直しの結果としての”健康的な”粗食は再考の余地あり!2013/01/19

kubottar

7
日本みたいに山ばかりの国土だと十分な食糧を確保するのは難しいだろうなあ。少子化と言われて心配されているが、この狭い国に1億人以上いるのが間違っているような気がする・・2012/08/05

Humbaba

5
食事というものは,どのように生活するとしても必ず消費する.そのため,他国に食料を握られるというのは非情に危険な状態である.今の時点ではそれでも問題ないかもしれない.しかし,今後も充分な供給がなされる保証はない.2012/07/26

シロツグ ケンイチ

1
この本、大学生の一般教養の教科書として使うべきではないか!?  身近な食の問題(量、価格)に始まり、世界人口、アメリカの戦略、中国の躍進、日本の負債、食が投機の対象になっている世界経済と、いろいろ知ることができる。 書いているのが、経済畑の人であり、東洋経済から出版されていることも信頼に足る。また、文中でのデータの出展も一般的に誰でも見ることのできるもの。 つまり、怪しげな本ではない。極めて冷静に世界を観ている本だと思う。 そして、読後は怖くなる。アメリカが世界を支配していることは周知の事実としても、2013/04/04

河童

1
久しぶりに日本財政危機を正攻法(たぶん)で論じた記述。 財政危機→極端な円安・ハイパーインフレ→輸入食料品の高騰という論法。 財政危機と食糧危機をリンクして論じているのは面白い。 2017年が日本財政危機の顕在化の年となると予言する。 ヘッジファンドは一気に仕掛けてきて儲けようとするらしい。その準備は既に整えているだろう。 アメリカの世界覇権維持戦略を穀物戦略で論じていることもとても興味深い。 中国もすでにとうもろこしや大豆をアメリカからの輸入でまかなっていることを考えると、的を射てるかも。2012/10/16

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