集英社新書
考える胃袋―食文化探検紀行

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202717
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0239

内容説明

「食」の世界―ここに満々たる知的好奇心を注ぎ、人生の多様性と楽しみを発見してきた民族学者とフォトジャーナリストが、その豊富な現地体験と薀蓄を傾けきった、とっておきの対話篇。日々の身近なことでありながら、地域・民族・時代によって様々なかたちを見せる「食」の豊かさを、研究し尽くし、味わい尽くそうとした、それぞれのフィールドワークの現場を語る。食するだけでなく料理をつくる側に立つことも多い二人による、食文化の探検紀行。

目次

第1章 “食いしん坊と料理好き”からの出発
第2章 魚醤・シオカラ談義
第3章 旅が食を、食が旅を
第4章 文化“麺”談
第5章 サルから文明まで
最終章 食の現状をどう見るか

著者等紹介

石毛直道[イシゲナオミチ]
1937年千葉県生まれ。国立民族学博物館名誉教授。京都大学卒業。ニューギニア、アフリカ等、各地の探検と現地調査に従う。食文化に関する著書多数

森枝卓士[モリエダタカシ]
1955年熊本県生まれ。写真家。国際基督教大学卒業。写真家ユージン・スミスの影響を受けこの道に。各地の料理、酒にも詳しく、食と旅の著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

2
2004年初版。食文化に精通した二人の対談。読みやすくたたられている情景がイメージできる内容でした。著者の一人、石毛直道さんはもともと考古学専攻。考古学の話もちらほら出てきます。2020/08/29

hixxxxki

1
内容軽いが食文化論入門にはこのくらいで個人的にはちょうど良かった。魚醤についてと麺についての話が詳しくて面白い。2016/02/02

ほたぴょん

1
森枝氏の『カレーライスと日本人』には、カレーとは恐ろしく包容力が強いと同時に恐ろしく排他的な食べ物だということが出てくる。つまり、カレーに他の食べ物、カツやハンバーグとかを合わせても、それはカレーなんだけれども、他の食べ物、たとえばスープとかにカレーを合わせると、それはもうカレーなんだとw この名言に出会って以来、食い物に関しては森枝氏の言は信用することにしている。本書は師匠格である食文化の第一人者、石毛氏との対談で、森枝氏はもっぱら聞き役であるが、土地と食は分かちがたいということが端々から窺えて面白い。2010/01/11

0
スローフードは文明化に反する?ステーキではなくミンチのハンバーガー、宗教的タブーの最も少ないチキンのケンタッキーが世界中に広がったのは象徴的。2013/07/25

pika

0
観光用の食事ではない、現地の人の食卓を体験したくなった2012/08/04

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