集英社新書<br> 物理学の世紀―アインシュタインの夢は報われるか

集英社新書
物理学の世紀―アインシュタインの夢は報われるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200058
  • NDC分類 420
  • Cコード C0242

内容説明

我々が享受する様々な科学の恩恵は、その根幹をたどればいつも物理学に到達する。二十世紀物理学の驚異的な発展は、人類社会に絶大な影響を与えてきた。アインシュタインの相対論は時間と空間の概念を一変させ、ミクロな世界での現象を追究する量子力学は、物質とエネルギーの理解に新たな地平を拓いた。物理学は、二十世紀にまさに知の王者として君臨し、諸々の分野の進展をも促し続けてきたのである。本書はその物理学の歴史を、次々と浮上し続けた課題の連鎖を通して、第一人者が概観する。そして、依然つきることのない疑問の数々が、科学が未だ終焉しないことを物語ってゆく。

目次

第1章 物理学の世紀―百年のうねり(第一期―X線から量子力学まで;第二期―原爆からクォークまで;第三期―コンピューターと量子力学)
第2章 原子の言葉―創造(ケルビンの「二つの暗雲」;思いがけない発見;特殊相対論 ほか)
第3章 物理帝国―展開(原子と周期律表;物性物理;場の量子論 ほか)
第4章 物理のデザイン―成熟(アインシュタイン生誕百年;三つのスーパー;理学と工学 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風竜胆

4
物理学の影響の大きさから、かっては「物理帝国」いう言葉がささやかれていたようである。よく「数学は科学の女王」という言葉という言葉を聞くが、物理学は、諸科学の頂上に君臨する「科学の皇帝」だったのだ。2011/05/25

しとらす

1
一般向けにしては専門用語が多い感じました。物理学史的な部分は他の書籍がいくらでもあるので、知識を羅列しただけの内容では、蛇足であることを免れ得ないでしょう。物理学者と社会の向き合い方に興味があったので、最後の3,40ページの部分が面白かったです。2016/10/02

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