出版社内容情報
『週刊少年ジャンプ』の大人気連載『バクマン。』の作中作が小説になって君の手に! 亜城木夢叶の『PCP─完全犯罪党─』に筆をとるのは“ハルチカ"シリーズの初野晴!
内容説明
小学生三人組で結成された闇組織「PCP」。目的は誰にも気付かれず、秘密裏に“完全犯罪”を遂行すること。ただし、人に迷惑をかける行為は厳禁!そんな彼らが真夏の孤島で体験した驚愕の“頭脳・体力トライアル”とは…!?“伝説”のWJ大人気コミックをミステリーの“名手”が小説化!!
著者等紹介
亜城木夢叶[アシロギムト]
’09年『この世は金と知恵』でデビュー
初野晴[ハツノセイ]
’73年静岡県出身。’02年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
87
原作は知らなかったけど初野さんがノベライズって事で読んでみた。第二部のほうがライアーゲームっぽい感じで面白かった。続編は出るのかな?。2015/10/30
瀧ながれ
27
まんが『バクマン。』の作中作を、オリジナルエピソードで小説化。『バクマン。』本編でどのくらい描かれていたのか、よく覚えてないこともあって、新鮮に、単独作品として読みました。小学生が主人公というには、ちょっと仕掛けが大掛かりな気もしますが、娯楽作品と思えば、とても楽しめました。書籍なので後半になると、あとこれだけしたページがないのに、どうやって決着をつけるんだろうかと、かなりスリリングでした。口数は少ないけどやるときはやるミノルくんが頼もしいです。2015/11/03
ヒロユキ
26
「ハルチカ」の初野さんとバクマンの作中作PCPのコラボ。バクマン本編のPCPのキャラクターやエピソードと整合性を多少欠くような気もするけど、ハルチカが長編だったらこんなノリなのかなって感じで読めて楽しかった。第二部のゲームの勝利への道筋は伏線とかもわかりやすく、あくまで少年誌の読者層向けと言う感じ。ただ主人公側の動機が二段構えになっていて、その二つ目の目的がとても素敵で読後感が気持ちよかった。2015/12/27
木村 武史
20
面白かった。漫画「バクマン」の劇中作品「PCP」のノベル化。文章が初野晴だけあってほぼ「ハルチカ」でした。内容はPCP結成前のお話。意外だったのはヒロインの安之城舞が元気印な子だったこと。(これもほぼチカちゃん)漫画のノベル化ものを初めて読んだけど、こういうのも面白い。2021/06/10
END
20
『バクマン。』が好きで、しかも作者は初野晴!それなら、読んでみたいと買ってしまった。マイがチカのキャラと被ってる!亜城木作品ってよりも、初野晴の作品になってた感じ。メインの話は『LIAR GAME』?これって完全犯罪ではないよね!?後、犬についてはいいの?面白くは読めたんだけど、ちょっと想像と違ったかな。明智が思ってたよりも嫌なヤツだったのも含めて。でも、シリアスな笑いっていう部分は亜城木の意図通りだったかも。どうせなら『この世はKTM』を入間人間辺りにノベルス化してほしい。2015/10/19