出版社内容情報
勝利の前に新たな女性が!?
オーストラリアで秀人さんのフィールドワークを手伝う勝利が出会ったのは、同僚ダイアンの妹アレックス。やたら攻撃的なアレックスだが、徐々に勝利との距離が縮まっていき……。波乱の予感!?
内容説明
突然、勝利の前に現れた金髪の美少女。秀人の同僚ダイアンの妹で人気歌手でもあるアレックスは、初対面から勝利に突っかかる。うっかり、勝利がオーストラリアへ「逃げて」きたことまで知られてしまった。出会いは最悪だったが、やがて彼女の歌声の素晴らしさに感動する勝利。徐々にうちとけていくふたり…。村山由佳のハートフル・ラブストーリー、気になるSecond Season、第6巻。
著者等紹介
村山由佳[ムラヤマユカ]
1964年生まれ。『もう一度デジャ・ヴ』で第1回J小説NF大賞、『天使の卵』で第6回小説すばる新人賞を受賞。03年、『星々の舟』で第129回直木賞受賞
結布[ユウ]
1985年生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
49
彼方からの声を聞いた。声だけじゃなくて、呼吸も躊躇いこちらを案じる心も全部全部、聞こえていた。今、この場所は幸福に染まっているよ。誰にだって嬉しい、新しい年を迎える感激の中に。だけど、今だけは心は彼方に戻ったから。あらゆるものの力の弱まる、大晦日の一番暗くて寒いその時間へ戻ったから。だから、今だけは甘えて、泣いてもいいだろうか。暗闇に助けを求めて、泣き叫ぶ子供のように、涙に咽いで蹲ってもいいだろうか。あと二時間だけ。あと二時間たったら、また前を向いて歩きだすから。向きあうために、僕の。犯してしまった罪に。2012/03/30
優希
47
ショーリの傷にザックリ入って来たアレックス。攻撃的な彼女ですが、徐々にショーリとの距離が縮まっていく様子に少しドキドキしました。かれんとは全く正反対のアレックスと親しくなるも、ショーリのかれんへの想いは変わらないようですが、もしかしたらかなり問題になる可能性も!?それでもショーリが立ち直るきっかけとなってくれたらいいなと思います。ショーリにはかれんと一緒にいて欲しいけど、今の状態ではまだ日本に戻れる気がしません。最後の電話のシーンでかれんと話すショーリのあふれる想いが切なくて胸が痛くなりました。2015/03/10
れもん
32
図書館本。セカンドシーズン6作目。結構どうでもいいオーストラリア編が続きます。前作の最後、爆弾を落としてきたアレックスと仲良くなるストーリー…はどうでもいいのよ!かれん!ショーリとかれんのラブストーリーなのに、かれんが出てこないなんて…。。でも少しずつ、ショーリが立ち直り始めている感じがしてきた。丈の手紙もグッとくるし。もうそろそろ日本に帰っても良くないかな?2025/03/04
takaC
28
腕時計は普通郵便で届くのだろうか?国際郵便。2011/12/17
junkty@灯れ松明の火
27
1年に2冊という今迄にないハイペース刊行(笑)に見落としていました。オーストラリアに行ったあとの日本との繋がりが丈との手紙だけだったのが、携帯電話の登場で思わぬ方向に!せっかく盛り上がって来たので次もハイペース刊行で読みたい!村山先生お願い致しますm(__)m2012/01/07
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