内容説明
かれんが鴨川に行って数か月―。早くもすれ違いが続き、会えない日々を送る勝利にとって、唯一の慰めは毎日送られてくるメールだった。ところが、そのメールも途絶えがちになり、ついにはまったく連絡がつかなくなる!耐えきれなくなった勝利が、意を決して、かれんの勤め先に電話をかけると…。二人の関係が急展開!村山由佳の人気シリーズ、第10弾。
著者等紹介
村山由佳[ムラヤマユカ]
1964年生まれ。東京都出身。『もう一度デジャ・ヴ』で第1回J小説・NF大賞佳作、『天使の卵』で第6回小説すばる新人賞受賞。03年『星々の舟』で第129回直木賞受賞。執筆以外にも多方面で活躍
志田光郷[シダミサト]
1968年生まれ。神奈川県出身。イラストレーター。アートセラピストの資格を持つ。第22回「モダンナイーヴアート展」入選。初の画集「ANGELS」06年初夏発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
35
ショーリとかれんのゆったりした恋もようやく実を結びましたね。かれんが鴨川で働くようになって数か月、離れている2人は擦れ違い始めます。会えない日々の中でメールだけがショーリの支えになっていたというのが切なかったですけれども。ただ、かれんが勤務中に倒れたことで恋に急展開が訪れたようです。お互いが深く想い合っていることが改めて感じられましたし。そして遂に2人は結ばれて良かったなと思いました。長い時間がかかったけれど、2人の淡い恋がこうして1つになれてよかったです。これからも色々あるだろうけど2人なら大丈夫!2014/09/10
あつひめ
23
なんか・・・やっとスタートラインに立ったような感じですね。嫉妬は・・・あまりよろしくないですね。焼きもち程度なら笑って済ますこともできるけど・・・遠距離って相手のことが見えないからしなくてもいい心配までしてしまう。だけど絆ができればどんな事も乗り越えられるような安心感も生まれる・・・。まだまだ二人の関係は始まったばかり。まずはハッピーでよかったよ~・・・second seasonが楽しみです。2010/08/15
本読みじいさん
11
そうなって、そうなりましたか・・・かれんがオトナになってきたからかイラストの雰囲気がかわってきたような。ようやく読了しました。2012/09/06
星落秋風五丈原
7
かれんと勝利、ついに……。鴨川で働くかれんと遠距離恋愛中の勝利。かれんからの連絡は間遠になりがちで、恋しさはつのるばかり。そしてかれんが過労で倒れて入院したことを知り、駆けつけた病院で見たのは付き添う中沢氏…! 2006/07/05
ゆかたん
7
ぶつかれて、良かった〜。連絡ないと、もんもんしちゃうな。 かれんちゃん、無理しないで!! 面白かった。続きあるのかなぁ。2015/08/17