集英社オレンジ文庫<br> 佐藤の告白

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集英社オレンジ文庫
佐藤の告白

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086806992
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夏休み明け、「佐藤君が鈴木君に告白したらしい」という噂が学校中に瞬く間に広まった。
佐藤に片想いしているひなのは、佐藤を振った鈴木や、いじめとしては処罰されない程度に悪意のある嫌がらせを行う男子たちのことが許せず、佐藤を守れる屈強なゴリラになりたいと願う。
鈴木の担任のオカジュンは、学生時代いじめられていたトラウマから、事なかれ主義で生徒に好かれる先生を演じていたが、佐藤の告白問題の対応に迫られる。
佐藤の母は学校からの呼び出しを受け、息子が男を好きになったのは、夫のDVが原因で離婚した家庭環境のせいではと思い悩む。
ある男子生徒から男子生徒への「告白」が、学校という小さな世界の中に次々と波紋を描いていく――。
2025年ノベル大賞〈大賞〉受賞を果たした、おかしくて愛おしくてせつない青春群像劇。


【目次】

内容説明

中学校という狭い世界では噂はあっという間に広まる。”2組の佐藤君が、4組の鈴木君に告白したらしい”どこからともなく流れた、男子同士の告白の噂。佐藤に片想い中の女子・ひなのは、教室に漂ううっすらとした悪意から佐藤を守れない自分に嫌気がさし、暴力ですべてを解決する屈強なゴリラになりたいと願うが…。愛おしくておかしくてせつない、青春群像劇。集英社ノベル大賞〈大賞〉受賞作。

著者等紹介

藤紘[フジヒロ]
大阪府出身。2023年、『銀河鉄道の夜を読んで』で第226回短編小説新人賞入選。『佐藤の告白』で2025年集英社ノベル大賞〈大賞〉を受賞。同作を改稿のうえ、本書にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

22
夏休み明け、佐藤が鈴木に告白したらしいという噂が学校中に瞬く間に広まり、学校という世界の中に次々と波紋を描いていく青春群像劇。密かに佐藤に片想いしていて悪意のある嫌がらせを行う男子たちのことが許せないひなの。生徒に好かれる先生を演じていたのに対応に迫られる担任。学校からの呼び出しを受けて思い悩む佐藤の母。そして鈴木の回想から明らかになる告白の真相。それぞれの葛藤を浮き彫りにしながら、ひとりひとりの勇気が少しずつ事態を変えていって、遠回りしながらも目をそらさずに向き合った2人の結末はなかなか良かったですね。2026/05/18

栗山いなり

8
中学という一つの空間にいる人々を描いた群像劇。BL要素が苦手だから身構えてたんだけど、実際読んでみたら確かにBL要素はあったがそれよりも中学という一つの場所に関わる色々な立場の人達のあれこれが妙に刺さる、そんな物語だった2026/06/09

がんでぃ~に

1
おもしろかった。つい一日で読み切ってしまった。どの話もとりあえず佐藤君が中心にあったのでよかった。 長谷川ひなの氏の章が、愛と勇気、そして妄想が満ち溢れていて自分はとても好き。2026/06/08

白米

1
インスタで、表紙のイラストレーターさんの投稿を見て、面白そう!と思い即購入。今増えてるBL風の話かな〜くらいに軽く読み始めたのですが、思った以上に深い。そしてラストのどんでん返し。久しぶりに、名作の掘り出し物に出会えた感動。 第2章の辻岡先生へのオカジュン先生の嫌悪感はわかる!と膝をたたきたくなった。自分も学生時代オカジュン先生側だったので、こういうのされた方はずっと忘れないですからね。 とにかく、初読み作家さんで、たまたまこの本出会えた感動をシェアしたいです。2026/05/27

ジュリアン

1
「児童文学に出てくる現実の中学生らしくない中学生」、視点人物の女子の描写もやはり「らしくない」のが気になったけれど、それ以外は良質な作品だと思った。佐藤視点でのパートを設けなかったのも、彼の内面をあれこれ想像できて正解だったと思う。2026/05/25

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