出版社内容情報
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった・・・!
それを知った美知主は、真秀たちを淡海から出すまいと配下に命令するとともに、佐保の一族を息長の手中に取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。
脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるべきが逡巡し・・・
そして真秀は、真澄、御影を連れて、淡海を旅立つ覚悟を決めて・・・!
一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉洲姫が、大王の子を身籠もりつつ、悶々とした日々を過ごしていた。その煩悶の訳は、美しい異母妹・歌凝姫。淡海から突然やってきた妹が、あるいは他の美しい女たちが、夫である大王の心をとらえるのではないかと危惧した氷葉州姫は、あることを企む。己の言葉が、大和国内に嵐を呼ぶことを知らぬままに――。
氷室冴子が全力で書いた伝説の古代転生ファンタジー、疾風怒濤の物語は次なる高みへ―――!
巻末解説:前田珠子
【目次】
内容説明
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった。美知主は、佐保の一族を取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるのか?一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉州姫が、大王の子を身籠もりつつ悶々とした日々を過ごしていた―加速する運命は真秀をどこへ向かわせるのか…!?
著者等紹介
氷室冴子[ヒムロサエコ]
’57年北海道岩見沢市生まれ。’77年『さようならアルルカン』で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞、作家デビュー。80年代から90年代にかけコバルト文庫の看板作家として活躍、一時代を築き上げる。2008年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
ぐうぐう
栗山いなり
KT1123
色素薄い系