出版社内容情報
大陸の果ての孤島に住み、不老不死の秘術を得たという大魔法使い・シロガネ。秘術を求める世界中の人間が次々と使者を島へ遣わし、その秘術を我が物にしようとする。しかし、彼らのうち誰一人として目的を達成するものはなかった。「魔法使いは、留守にしております」の言葉で島を守り続ける不思議な青年・クロ、そしてアオ。二人が守る島に、ある日傷だらけで記憶すら失った金髪の少年が流れ着く。クロは少年の正体をいぶかしみ、早々に島の外へ追い出そうとするが、アオは少年を保護したいと言い始め……。ヒマワリと名付けられた少年によって、静かだった島の暮らしは一変し、長らく時が止まったようだったクロの心も少しずつ変わっていく。その間も絶えず不老不死を求めて訪れる客たちと交流するうち、ヒマワリは並々ならぬ魔法の才能を開花させていくが、それはどこかシロガネを思わせるもので……? 魔法使いの留守を預かる「家族」の、輝く宝物のような日々を描く上巻!
内容説明
世界の果てにある“終島”には、不老不死を手に入れた大魔法使いシロガネが暮らしているという―。永遠の命を求め、世界中の人々が島へと向かったが、誰一人として叶うことはなかった。シロガネの留守を預かる竜のクロと青銅人形のアオは、訪問者を追い払いつつ穏やかな日々を過ごしていたが、ある日衰弱した少年を乗せた小舟が浜辺に漂着しているのを見つけ…。
著者等紹介
白洲梓[シラスアズサ]
『最後の王妃』で2015年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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