出版社内容情報
できたて、ふっくら、ほかほか
お客の人生に寄り添う“おまもり”みたいな、おむすびをどうぞ。
青森の長閑で美しい景色のなか、キッチンカー「&」は今日もまた店を開ける。
無愛想な店主の柴田は、悩める客一人ひとりのために選んだ具材で、できたてのおむすびをそっと差しだす。
その味は、お客の背中を後押ししてくれるような不思議な優しさに満ちていて――?
市川茉奈もまた、仕事の行き詰まりが元来の小食に拍車をかけるなか、キッチンカー「&」に出会う。
一見ぶっきらぼうな店主に面喰らいながらも、おむすびを握る姿は穏やかそのもの、しかも味はとびきり美味しい。
その丁寧な仕事ぶりに感動すら覚える茉奈に突然、店主は「お前、市川だろ――」と言い放ち!?
既に茉奈のことを知っているようで……?
再会のシャモロック、惜別の銀杏、決意のワカサギフライ……
心を繋ぐキッチンカーを舞台にした、美味しいハートフル・ストーリー!
内容説明
青森の長閑な景色、のんびりとした風。キッチンカー「&」は今日もまた店を開ける。不愛想な店主の柴田が、悩める客一人ひとりのため選んだ具材で握る“ふっくら、ほかほか”のおむすび。再会のシャモロック、惜別のギンナン、決意のワカサギフライ…。その味は、客の背中をそっと後押ししてくれるような不思議な優しさに満ちていて―。心を結ぶ、おむすびや物語。
著者等紹介
〓森美由紀[タカモリミユキ]
青森県出身。『花木荘のひとびと』で2017年度ノベル大賞を受賞。第1回暮らしの小説大賞受賞。第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。第44回児童文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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