出版社内容情報
「どうしてわたしが閻魔王の花嫁候補に…!?」
閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州。
住人は、最も数の多い鬼族、上層階級のほとんどを占める天人族、角や霊力を持たずに差別されるツノナシや獣人で構成されている。
壊れたものを元に戻す不思議な力ーー廻帰の力を持つ、ツノナシの翠はある日、奉公先の鬼から折檻を受けていたところを、冥都から来た閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。
半年前から音信不通になっている閻魔庁勤務の双子の弟・瑞月に会うため、冥都に戻る天鴦に同行を願い出ると、彼は断る代わりに『閻魔庁入庁許可証』をくれた。
いざ、閻魔庁に向かった翠だったが、なんとそれが閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札であったことが判明しーー!?
内容説明
冥途十州において、角や霊力を持たずに差別されるツノナシ。だが、ツノナシの翠は、壊れたものを元に戻す力を持っていた。翠はある日、奉公先の鬼から折檻されていたところを、閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。音信不通な弟を捜すため、彼に同行を願い出るも断られ、代わりに『閻魔庁入庁許可証』を渡される。それは閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札で…!?
著者等紹介
高山ちあき[タカヤマチアキ]
12月25日生まれ。B型。2009年ノベル大賞読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
37
角や霊力を持たずに差別される冥途十州。ツノナシの翠が奉公先の鬼から折檻されていたところを閻魔庁の冥官・天鴦に助けられるファンタジー。過重労働改善や音信不通の弟を探すため、閻魔庁へ向かう翠に天鴦が渡した特別な許可証。実は閻魔王だった天鴦の計らいで、仮の花嫁候補扱いとして遇される翠。ツノナシゆえに妬まれ陥れられそうにもなりましたけど、真っ直ぐな彼女は不思議な力で危機を救い、秘されていた出自も明らかになって風向きも変わりましたね。弟は果たして見つかるのか、天鴦との関係がこれからどうなるのか今後の展開に期待です。2023/07/20
よっしー
25
タイトルが気になって手に取りました。タイトルから、巷でよくあるシンデレラストーリーかと思っていただけに、良い意味で期待を裏切られました(笑 地獄について詳しくないのですが、簡単な紹介があるのでありがたかったです。話としても展開が気になる内容で楽しく読めたのですが…伏線というか謎がたくさん増えて割に、殆ど解決してないので、続編読まないと…ですね。腹をくくった翠の活躍、期待してます!!2025/02/07
らび
22
一応全部読みましたが結局何の話か分かりませんでした。行方不明の双子の弟を探しているのことは分かりましたが、何もかもが中途半端でこの先の興味も沸かない。2024/03/08
キキ
12
安定に面白い。こういう小説はオレンジ文庫かスターツ出版に任せておけば間違いないなと思うこの頃。2巻へ。2024/08/31
チロ子
12
本屋で気になり購入。 角や霊力を持たずに差別や暴力をふるわれる ヒロインだけど隠れた秘密があったり強い 心を持っていたりとかっこいい! 行方不明の弟を探し新しい出会いや事件にまきこまれ本当に面白く一気読みしてしまった!早く続きを読みたいです(*^^*)!!2023/08/04
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