出版社内容情報
その駅で降りたら、過去へとつながる物語が動き出す。
ノスタルジックで瑞々しい、4つの駅のちょっといい話を集めた珠玉のアンソロジー。
「駅はなにも変わってないけど……。少しずついろんなものがなくなって、なくなったものはもう戻ってこない。」(「カントリー・ロード」より)
おばあちゃんの家を処分するために降りた西武池袋線清瀬駅で見つけた家族の顔。会社に行くのが嫌で降りた江ノ島電鉄鎌倉高校前駅で出会った『人の顔が見えない』少女。JR四国予讃線伊予上灘駅で食べた塩むすび。そして、決別したはずの「能」と再会した東京駅から京都駅へ。そこで思いがけないことが待っていて……。
時が経ち、建物は古び、あのとき待っていてくれた人はもういない。
でも駅は色あせない思い出と、新しいドラマを紡いでいく。
あなたにもそんな「駅」ありますか?
内容説明
その駅で別れを知り、人は少し大人になっていく―。おばあちゃんの家を処分するために降りた清瀬駅で見つけた家族の顔。鎌倉高校前駅で出会った人の顔が見えない少女。下灘駅で食べた亡き母へと誘う塩むすび。決別と再会を見守る東京駅と京都駅。時は移ろい、人は去り、思い出を抱いた駅はそれでも新しいドラマを紡ぎだす。ありふれた駅のかけがえのない物語全四編。
著者等紹介
ほしおさなえ[ホシオサナエ]
東京都出身。第38回群像新人文学賞優秀作受賞。代表作に「活版印刷三日月堂」シリーズ、「菓子屋横丁月光荘」シリーズなどがある
岡本千紘[オカモトチヒロ]
岡山県出身。集英社オレンジ文庫に『何度でも永遠』などがある
崎谷はるひ[サキヤハルヒ]
BLを中心に著作は100冊を超える。一般文芸作品に『トオチカ』(角川文庫)がある
奈波はるか[ナナミハルカ]
代表作に「少年舞妓千代菊」シリーズ(コバルト文庫)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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