出版社内容情報
大正時代。『鬼の家』の異名をもつ伯爵家の令嬢・香澄の前に蘇ったのは先祖代々の守り神である悪路王! 香澄は彼に名を付け使役することにしたのだが……!? 風変わりな女学生&甘党の鬼の妖事件簿!
丸木 文華[マルキブンゲ]
THORES 柴本[トーレスシバモト]
内容説明
時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…?煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!
著者等紹介
丸木文華[マルキブンゲ]
埼玉県出身。BL、乙女の小説、ゲームシナリオを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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佐島楓@入院中
52
時代設定(明治期)と、朧と名付けた鬼を使役する美少女という設定が好みだった。どこかおどろおどろしい闇を含むのは、人の心。しかし、一番の闇を背負っているのは、主人公である香澄その人なのではないだろうか。2016/08/14
よっち
43
大正時代。退屈な日常にうんざりしていた坂之上伯爵家の令嬢・香澄が、代々祀ってきた悪路王に朧という名を与えて主従関係を結んでしまい、二人で集に起こるあやかしがらみの事件を解決する物語。いいところの令嬢なはずの香澄がなかなかいい性格をしていて、そんな彼女と極悪な鬼であるはずの朧が主従関係を組むと、わりとまともに見えてしまう不思議(苦笑)確かに華族の人々を舞台にするといかにも作中の如く魑魅魍魎がうようよしてそうな感じではあります。香澄と朧の二人の関係にも複雑な因縁あるようで、雰囲気も好きですしシリーズ化に期待。2016/07/28
honoka
39
香澄が鬼の朧を使役してるけど朧は香澄に千年越しの執着があるというのが良い。実は強い鬼だし名前を呼ばれないと本性出せず、普段は超美少年というのも良い。おそらくシリーズ化だよね?2016/07/13
ちょん
24
表紙のイラストが可愛くて可愛くて(^ν^) 大正時代という、なかなか読んだことのない時代が舞台のお話で化物好きの私には面白い本でした♪ 続編あります、みたいな終わり方してるので今後も期待(笑)2016/10/02
まっぴー
22
初作者。ゲーム(蝶毒)のシナリオに惚れ込んでいますので楽しみにしていました!レーベルがレーベルなのでお得意のドロドロは控えめだったとは思いますが、ところどころで毒があっておもしろかったです!きっと続編も出てシリーズ化されると思います。次作も楽しみです!2017/01/20




