出版社内容情報
荒霊村に棲む祟り神・赤姫。祭事のとき、外に出た子供は彼女に“引かれ"る──。村の高校生モトキは、転入生の法介や、村外へ進学した幼なじみと夏を過ごしていた。だが大祭の夜、法介の妹が“引かれ"…!?
梨沙[リサ]
おかざきおか[オカザキオカ]
内容説明
荒霊村に棲む祟り神・赤姫。祭事の夜、禁を破って外出した子供は彼女に“引かれ”、生きては帰れない―。村の高校生・モトキは、転入生の法介、村外へ進学した幼なじみの将親、薫、建太とともに、夏休みを過ごしていた。だが大祭の夜、法介の妹が“引かれ”てしまう。彼女を助けようと、五人は奔走する。そして、実は赤姫に“引かれ”た唯一の生き残りであるモトキは…?
著者等紹介
梨沙[リサ]
2004年にWebサイト「小部屋の小窓」を開設。同サイトで連載していた『華鬼』が書籍化されデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
49
醸し出す雰囲気は良いけれど、失礼ながら似たような先行作品はたくさんあると感じた。2016/08/19
よっち
38
友人とともに夏休みを過ごす村の5人の高校生たち。大祭の夜にその中の一人・法介の妹が行方不明になり、5人がその捜索に奔走する物語。荒霊村に棲む祟り神・赤姫。祭事の夜、禁を破って外出した子供は生きては帰れないという言い伝え。物語の過程で明らかになってゆく、登場人物たちそれぞれが抱える過去・事情。仲間思いの高校生たちの奔走が魅力的に描かれていて、災厄と思っていた赤姫の意外な一面も。たまたま絡んだ事件での将親の意外なカミングアウトには苦笑いしてしまいました。このキャラたちで別の事件・物語をまた読んでみたいですね。2016/07/03
ううち
22
少女モノのイメージのある作家さんでしたが、男子高校生5人がメインで恋愛絡みじゃなかったのでちょっと意外でした。友情はアッサリ目かな。お祭りまでの描写がちょっとじれったく感じましたが、赤姫の設定や仕来りなどは閉鎖的な村っぽくて、地元と縁の薄い自分としてはホラーに感じます。 将親のカムアウトに笑った。2018/02/18
しのぶ
21
ホラーというかミステリアスな作品を読みたくて手にした作品。三日間の祭りの間に子供の神隠しが起こり巻き込まれる主人公達。思ったよりも淡々とした文章と似たような登場人物。最後は結局どういう事?と思ってしまってちょっと消化不良かな。この登場人物達で代わりばんこのメイン短編連作をすれば面白い気がする。 2017/06/25
りんりん
14
う~ん、面白いような、キャラ設定(その他諸々の設定)がよくわからないような、そんな感じ。少年が多すぎるのかもしれない、閉鎖的なのかどうなのかよくわからないし。2017/05/06
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