ダッシュエックス文庫 オタク知識ゼロの俺が、なぜか男嫌いなギャルとオタ活を楽しむことになったんだが

猫又 ぬこ【著】

集英社（2023/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 248p／高さ 16cm
• 商品コード 9784086315098
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

席替えで恋焦がれていた高瀬鳴海の隣を射止めることができた俺。俺の理想は、同じクラスにいる妹と高瀬が仲良くなってもらい、兄妹揃って幸せな学校生活を送ること。
しかし、その計画に問題があるとしたら高瀬の親友、桃井の存在である。金髪ハーフの巨乳美女で、おまけにセレブで運動神経も抜群なのだが男嫌いで有名であり、俺も例外ではない。
せめて妹とうまくいくと良いのだが……。
そんな妹から、頼みごとをされた俺。どうやらネトゲ嫁がいるらしく、オフ会で俺に替え玉をしてほしいと。妹の大事な居場所を守るためなら、俺は何でもやってやる!!
しかし、当日そこにやってきたのは――。
妹のネトゲ嫁とはじめるオタクライフ、開幕!!

内容説明

突然だが俺はクラスメイトの高瀬鳴海に絶賛片思い中だ。俺の理想は、高瀬に同じクラスにいる恥ずかしがり屋でぼっちの俺の双子の妹・琴美とも仲良くなってもらい、兄妹揃って薔薇色の青春を送ること…なのだが、問題は高瀬の親友・桃井真帆の存在だ。金髪ハーフでセレブギャルの桃井は美人だけど男嫌いで有名で、俺にも冷たい。せめて妹だけは仲良くなれるといいのだけど…。そんな妹から頼み事をされた俺。ネトゲ嫁とオフ会することになったらしく、緊張するから俺に替え玉になってほしいという。妹のために引き受けたが、オフ会の会場で俺を待っていたのは桃井真帆で―！？オタ活しながら男嫌いなギャルの意外な一面を知っていく！ハートフルオタ活ラブコメ！

著者等紹介

猫又ぬこ［ネコマタヌコ］
第７回ＨＪ文庫大賞から拾い上げデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

席替えで片思い相手の高瀬鳴海の隣を射止めた高校生・藤咲陽斗。そんな彼の双子のオタ妹・琴美から、ネトゲ嫁とのオフ会に代わりに参加してほしいと依頼される青春オタクライフ。非オタなのにコミュ障な妹のために死ぬ気で履修して向かったオフ会。そこで出会った有名な男嫌いで隠れオタな高瀬の親友・桃井。妹の無茶盛りなオフ会設定に食らいつきつつ、桃井から依頼された偽彼氏役にも応えてみせて、ラブコメ要素は薄めのストーリーですが、臆病な妹の背中を押して桃井との仲を取り持つ面倒見の良さはやはりお兄ちゃんだな…としみじみ思いました。

2023/05/27

[佐治駿河]

感想は２巻（最終巻）まで読んで書きます。

2025/04/10

[わたー]

★★★★★ラブコメと言うよりは自分の中のお兄ちゃんゴコロがくすぐられるないようだったかなと。コミュ障でぼっちな双子の妹が、唯一友人と呼べるネトゲの嫁とリアルで会うことに。リアルの自分に幻滅されて友人を無くしてしまうことを恐れた彼女が、非オタである兄に代役を頼むことから始まる物語。妹のネトゲ嫁が、実は男嫌いで知られているクラスの陽キャギャルで、彼女と付け焼刃なオタク知識で交流をしていく…というのが基本的なストーリーラインになるのだが、それよりも主人公のお兄ちゃん力が高すぎることの方ばかり目がいった。

2023/06/04

[サキイカスルメ]

面白かったー！やっぱり猫又ぬこさんの作品（特にラブコメ）はテンポが良くてスイスイ読めますね。めちゃくちゃ読みやすかったです。繋がったお話ではありますが、最初にネトゲ夫婦チャットログ文でオフ会をすることに→当日の様子で1話で1イベント。主人公陽斗の一人称視点で進んでいきます。陽斗はオタクではなく、双子の妹とヒロインがガチオタというのが新しかった。お兄ちゃんポイントが高い！お互いを尊重して距離を持ちつつ、甘えたな妹と世話焼きな兄という仲良し兄妹要素も好きでしたね。ラブ要素はほぼ無かったですが面白かったです。

2023/06/01

[rotti619]

所謂、ネトゲの嫁がクラスメイトだった系なのだが、主人公陽斗の双子の妹・琴美の嫁がクラスメイトのギャル・桃井真帆だったというアレンジが加わっており、オタ活と無縁だった陽斗が琴美の為に身代わりで桃井とオタ活に励むという話になっている。この真帆が恋愛に興味なしな上、陽斗が好きなのは彼女の親友・高瀬鳴海の方なので、ラブコメというよりコミュ障の双子の妹・琴美の為に陽斗ががんばるというホームドラマ的な雰囲気が強い。その為、陽斗と真帆は友人として楽しげな雰囲気に終始しているので、肩の力を入れずに気楽に読むことができた。

2023/06/17