出版社内容情報
長崎・精得館での医学講義を終え、龍馬の乗るユニオン号に同乗して長州へ向かう南方仁。志士・東修介との衝撃の再会、下関での高杉晋作との出会いを経て、日本の未来を創る若き魂と触れ合い、心揺さぶられる。しかしその後帰り着いた江戸浅草は、慶応の大火に見舞われて、なんとお駒に火付けの容疑が…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
23
江戸の火事。火付けは火炙りの刑、、それを以前、袖にしたお駒を冤罪で復讐しようとする岡っ引。それを千吉が助けるが、こっぴどくフラれらてフグを食べたら当たってしまう。呼吸困難になってしまい、それをお駒が看病して2人は・・長屋の通路でお祝いってのが良い。次は、勝海舟の妻のくも膜下出血を外科手術するその時、勝海舟は公職に復帰する。その次は軽業師の椎間板ヘルニアの手術。弟子達の身軽さが凄い。2020/06/16
Norykid
15
河豚の中毒、脳外科手術など、難手術に挑む仁。江戸時代に脳外科手術！？と思うけど、医学的な監修がしっかりされており説得力があります。むしろ症状と手術の詳細な描写は勉強になる。また、坂本龍馬が友達なので、幕末の著名人を紹介されるエピソードが多い。時代は確実に明治へと向かっている。歴史の勉強にもなりました。2016/04/21
ミロリ
10
燃える江戸。小さな世界で生まれた憎しみが全てを焼け尽くす。お駒さんは好きだけど必ずといっていいほど背後にはガマが。彼がお駒さんに乱暴している中、千吉が大勢の火消しを率いてきた姿にはキュンとしました。2017/05/29
コリエル
4
ついに薩長同盟が成立し、幕末の歴史も大詰めという感じ。しかし、脳外科手術すら成し遂げた仁先生でも結核には食餌療法以外の手立てがないんだなあ。2017/11/21
もだんたいむす
4
脳外科手術までやっちゃう？★★★★★2016/05/14
