内容説明
札幌市0円、千葉市6000円、名古屋市5000円、大阪市1万円なのに、東京23区民だけが5万9000円のバカ高い火葬代を払っている。これに東京人は気づいていない。なぜか?他にも東日本では遺族が遺骨をすべて引き取らねばならないが西日本では4分の1から3分の1しか引き取らなくてもいい。ゆえに骨壺の大きさがかなり違う。かように地域差が大きく大半の日本人は他所を知らない。葬式自体がどんどん減少し、おかしな葬儀、ロボット僧侶、誰も参らない墓が出現する現代、「格差」をキーワードに日本人の葬り方を考察。
目次
第1章 火葬格差―東京23区民だけが突出して高い火葬代を払っている理由
第2章 遺骨格差―遺骨を墓に埋めるのは案外、世界でも珍しい
第3章 納骨格差―なぜ東日本の人間は遺骨を持て余しているか
第4章 骨葬とは何か―葬式は、火葬してからやるか、やってから火葬するか
第5章 位牌堂とは何か―急速に意味を失う寺檀関係
第6章 宗派格差―仏教式葬式の成り立ちと宗派ごとの違い
第7章 本物の坊さんとは―戒律と僧侶の資格
第8章 急増するおかしな葬式―過剰な演出が増える一方で簡略化する動きが
第9章 墓参りしてもらえないおかしな墓―揺らぐ永代供養墓の意味
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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