出版社内容情報
「急に辞められた」「何を言っても響かない」「指摘したら逆ギレされた」。こうした社員の不満はどの職場にも存在します。それは決して例外的な出来事ではなく、規模や業種を問わず起こり得る普遍的な問題です。しかもその不満は、放置されれば「退職」「訴訟」「ハラスメント」といった深刻なトラブルへと形を変えます。従来のような「指示を徹底する」「成果で評価する」といったマネジメントでは、こうした問題には太刀打ちできません。解決策は、声にならない不満を「傾聴」によって引き出し、受け止め、対応していくことです。本書で扱う傾聴は、単なる聞き上手になるためのテクニックではありません。「実践的マネジメント」としての傾聴です。組織を守りたい、より良くしたいすべてのリーダーにとって、従来のマネジメントを超えていくための実践的手引きとなる一冊です。
【目次】
はじめに:
第1章: なぜ社員は不満を溜めていくのか
第2章: 話を聴かない職場、言わなくなる社員
第3章: マネジメントをアップデートする
第4章: 聴くマネジメント
第5章: ハラスメントを早期解決する方法
第6章: それでもトラブルになってしまったら
おわりに: