コバルト文庫 吸血鬼と死の花嫁

赤川 次郎【著】

集英社（2000/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 199p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086147330
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

アルバイトでホテルのブライダル・ショーを見ていたエリカ。客にみせかけるさくらを頼まれたのだ。ところが、モデルたちの様子がおかしい。偶然近くにいたエリカの父・クロロックは、会場に流れる“血の匂い”に気がついて―？正統吸血鬼の血を継ぐ父娘が遭遇した“魔女”とは！？表題作のほか『吸血鬼、荒野を行く』『世直し吸血鬼』の二編を収録した、ヴァンパイア・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[白雪ちょこ]

短編集全3話となっており、今回もエリカとクロロックが大活躍。 涼子のやきもちは、そこまで炸裂しておらず (笑) 「死の花嫁」は、魔女対吸血鬼と言ったオカルティック感満載の内容。 確かに、旧ヨーロッパの時代魔女狩りと称して、沢山の女性が火に煽られ殺されてしまった。 その怨念は強いものだろうなと思いつつ、それをずっと聞かされ続けていた水野さんの、あまりにも可哀想すぎる境遇にも、哀れみを感じた。 クロロックの能力がなければ、もしかしたらエリカ達も危なかったかもしれない、というシーンも多めだった。

2024/06/19

[星落秋風五丈原]

吸血鬼と人間とのハーフ、エリカとその父、クロロックが出会う事件。文庫オリジナル。シリーズ18作。アルバイトでホテルのブライダル・ショーを見ていたエリカ。客にみせかけるさくらを頼まれたのだ。ところが、モデルたちの様子がおかしい。偶然近くにいたエリカの父・クロロックは、会場に流れる"血の匂い"に気がついて—?正統吸血鬼の血を継ぐ父娘が遭遇した"魔女"とは!?表題作のほか『吸血鬼、荒野を行く』『世直し吸血鬼』の二編を収録した、ヴァンパイア・ミステリー。

2000/07/14

[読み人知らず]

魔女たち、という設定がほかの作品にもあるけどいいね。狂信者っていいよなあ

2015/05/19

[りりぃ]

吸血鬼だってばらし過ぎでしょｗ　空まで飛んじゃうし。　憎しみや悲しみ苦しみが事件を生むというﾊﾟﾀｰﾝｗ　毛利小五郎並に事件に遭遇する2人。しなきゃ成り立たないけどｗ

2015/09/29

[SMMA Y]

第18弾。2000年の作品。集英社文庫版の刊行ペースが遅いので、コバルト文庫版を古書店で蒐集中。

2015/03/19