集英社スーパーファンタジー文庫 綺羅星群舞―暗夜鬼譚

瀬川 貴次【著】

集英社（2000/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 219p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086133821
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

山吹色の袿に市女笠を被った女が、京の夜を疾駆する。身の丈六尺を越え、広すぎる肩幅と分厚い胸板。彼（女）の名は、あおえ。冥府を追放された馬頭鬼である。その目前で事件は起こった。どこぞの公達が夜盗に襲われたのだ。持ち前の正義感と怪力をふるえば救うことはたやすかった。が、同時に厄介な問題が生じていた。助けられた側がこの毛色の変わった大女に恋をしたのだ。そしてその男こそ誰あろう、夏樹を常々悩ませる主上―今上帝その人であった（『月読見姫』）。他短編二編収録。大人気平安怪奇ロマン、オールスターキャストの爆笑編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっしー]

色々と重たい話が続いていましたが、ここに来て一休み。オールスターとありましたが、まさにその通りでした!!　重たい話から離れての都でのあれこれ。帝とあおえが出会ってしまったり、深雪がとんでもない贈り物を受け取ったり…。楽しいひとときでした。次はまた本編に戻るのかな。次回は今回目立ったあおえよりも一条の活躍をお待ちしてます(笑

2022/01/14

[真理そら]

重い話が続いたからなのでしょうか、読者の胃に優しいおいしい箸休めでした。「あやかしの筐」深雪は絶対大きいつづらを選ぶよね、うん。でも昔話と違ってこの場合は大きい方を選んだ方が良かったとは…。式神は本体に似た性格になるのね。権博士のキャラが少しずつ三枚目方向に変化してきてるような…。

2018/01/21

[紅蓮]

【再読】キラキラオールスターズ～～～ヽ(=´▽`=)ﾉ　ってお話でした・・・（笑）　なんといってもしろきですよね(b'3`*)　表紙を見た時は誰だ？って悩みまくっちゃったけど、読んでるうちに「あっ！！そう言えば！！」と、やっと思い出しましたよ。しろきのセリフは全て中井和哉さんの声で脳内再生・・・ゾロでも土方でもピッタリだわｗｗｗ((´∀`*))ヶﾗヶﾗ　

2014/06/11

[ときわ]

さらっと一休み。あおえとしろきの変身が素敵すぎ！深雪さん、大きなつづらを選んじゃダメ！昔話でもそうでしょ？そしてやっぱりそうだったと思ったけど、まさか欲張って選んだ方がまだましだったとは。大騒動になったけど、最終的にはお役立ちのものをもらったことに・・・。笑わせてもらいました。

2021/02/25

[てふてふ]

遂にここまで来てしまった・・・次はもぅ怒涛の剣シリーズに突入です。オールスターというからにはもっとあの人この人出してくれると嬉しかったかな。 「月夜見姫」いゃー笑った。浸ってるあおえもだけど、一条が奮闘してる姿が（笑）。 「桜闇舞扇」この時代のペルシャって・・・もっと広い範囲を指してたのかな??今のイランって金髪碧眼イメージじゃないもんね。美人になりたーい。。。 「あやかしの筐」権博士の式神って・・・主に似てるのか適当すぎるでしょ!!

2013/05/12