内容説明
文化祭間近の山の手高校では、幽霊騒ぎが続いていた。一方、生徒会長の緒方は、幽霊の謎を探るために“ESP六人委員会”のメンバーを選び出していた。パソコンが選んだ生徒の一人が『玲子』だった。幽霊捜索を始めた玲子の前に、幻のような少女の霊が現れた。彼女は、成仏できずに彷徨っている。そして玲子たちに対し少女の攻撃が始まった。観月ありさ初主演映画のノベライゼーション。
感想・レビュー
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紫
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1991年公開同名映画のノベライゼーション。ところが、このノベライゼーション、映画とはぜんぜん違う! 基本的なストーリーラインこそは同一ですが、変更点が多いです。ヒロイン九藤玲子が、当初は超能力に覚醒していない、普通の女の子です。心霊現象の素人なので、降霊会の前にオカルト番組のビデオを見て予習したりします(!)。全体に映画よりも学園生活が多めで、生徒たちの描写はこちらの方がよかったように思えます。その分、登場人物たちから神秘性が失われてしまっているのが残念な感じも。星3つ。2015/05/07