内容説明
熱帯雨林アマゾンの森奥深くに暮らす、先住民族マチゲンガ。ジャングルの中でのんびりとマイペースに生きる人びとの生活を、40年以上にわたって交流をつづけた著者が、迫力ある写真とともに紹介。自然と一体になった暮らしから、本当の豊かさが見えてきます。
目次
熱帯の森の生活
食べ物をとる
家
社会
熱帯の森の家族
変化
著者等紹介
関野吉晴[セキノヨシハル]
1949年東京都墨田区生まれ。一橋大学在学中に探検部を創設、アマゾン川全域を下る。南米への旅を重ねるなかで、現地での医療の必要性を感じ、横浜市立大学医学部に入学。外科医となって病院に勤務しつつ、その間も南米通いを続けた。1993年から、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった道を、南米最南端から逆ルートでたどる「グレートジャーニー」にいどむ。およそ5万3000キロの行程を、10年の歳月をかけて自らの脚力と腕力だけで踏波した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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霜月
15
熱帯雨林アマゾンの森の奥深くに暮らす先住民族マチゲンガの人々。文明が発達し、より便利に住みやすくなっている筈なのに私たちは家一つとっても様々なコードに繋がれ、いろんなものに縛られながら生きている。対してマチゲンガは土地が弱ってきたら引っ越し、自分たちで家を建て、収穫したものは皆で分け合いのんびりとマイペースに自然と一体となって生きている。今は彼らも携帯電話を持っていたりするけれど、なんでも自分たちで作り、自然に返すという生活は変わっていないらしい。なんでも大きく、より多くの時代はもう過ぎた。2014/07/30
おはなし会 芽ぶっく
9
アマゾンに住むマチゲンガ族の生活を紹介。著者が40年間交流した様子。2021/12/28
zoros
6
40年ぐらい続けて取材している。 とても丁寧な作りの本だと思います。おすすめです。2019/04/30
lovemys
1
このシリーズは色々と考えさせられるなぁー。熱帯ペルーの森林に住むマチゲンガ族の人々の生活。自然と暮らし、自立していて、日々充実しながら暮らしているのが分かる。近年では、ささやかだけど文明が侵食し、自然に還らない物が生活に入り込むけど、学校とかにも行き始める。でもどうなのかな? 自然と暮らしていく事が不自由なのかな? 文明を取り入れる事が必要なのかな? 40年も交流がある著者の記録を見ると、自然なままに暮らしていた彼らが洋服着ていたりして、変化が如実に分かる。考えちゃうな。幸せって、なんなんだろ?2020/12/08
チタカアオイ
0
【図書館】2014/06/10