コバルト文庫<br> 還るマルドールの月―The Return of the Mardore Moon

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コバルト文庫
還るマルドールの月―The Return of the Mardore Moon

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086018913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

没落貴族の娘ダリアードは16歳の春、爵位と引き替えにツェブ合衆国の大富豪と結婚することに。相手の名も知らず、侍女と女家庭教師とともに汽車に揺られて着いた先には、いかつい男が待っていて…!?

内容説明

没落貴族の娘ダリアードは16歳の春、爵位と引き替えに元敵国であるツェブ合衆国の大富豪と結婚することとなった。相手の名前も知らないまま赴いた先で待っていたのは、眼光鋭いカタブツ警部、マーク・コリンズ。ダリアードは彼に激しく「運命」を感じてしまって。恋愛とかときめきなんて自分には一生無縁と思っていたダリアードの人生は一転、カーニバルみたいに色とりどりになるのだが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダージリン

32
野梨原さんの政略結婚ものは、健気なヒロインでも一味違います。そしてヒロインを支える家庭教師のコンスタンスとばあやのイズーデが素敵(笑)。マルドールの月をめぐって予想外のキャラが入り乱れて、最後には元気をもらえます!2016/07/23

瀧ながれ

31
…そうかこれコバルト文庫なんだ。いまの十代はこんなチャーミングな小説を読めるんだね(うらやましいわけじゃないけどね。わたしたちの十代のときも、すてきな少女小説はあったから)。ちょっとレトロでおしゃれな洋画をみている気分でした。手足が細くて長い華奢なヒロインが黒い衣装で屋根を伝って走ったり、頼もしい女友達とおしゃべりしたり、ヒーローはずっと歳上だったり、肉感的なライバルがいたり、何から何までキラキラしている作品でした。お屋敷のみんながとてもかっこよいので、イラストのために続編を希望します!2016/02/10

shizuca

22
涙腺を刺激されぼろぼろ泣いてしまった。イメージはオードリーちゃんで禁酒法時代米国だったのが、ルボルトイでまさかの展開になり、ファンタジーならなんでもありだし作者さんっぽいなぁで私かなりそのあたりスルーしました。ダリアードは大人の部分と子どもの部分が混じりあった不安定な存在で人を頼ることができる子で根っこがとても素敵な子でした。自分で母親の真意にたどり着いたあたりで私の涙腺崩壊。子ども生んでから涙腺弱いなぁ。「悪」がいないコメディで私は好きな作風でした。二人はこれからってラストも好き。2016/02/04

そうび

20
「たくさんのいろいろをありがとうございますかみさま」 最初はロマンスに恋してたのかもしれない、でもキラキラとした黒い瞳から目が離せなかったのも確か。秘術使いで夫の元彼女や宿敵とも仲の良い妻、素敵じゃないか! 表紙画はまさに〈生き写し〉だねマルドールの月のお嬢さん!2016/03/03

みどり

13
野梨原さんの作品を読むのは初めてですが、きっとこういう作風なんだなと分かる一冊。個人的に台詞の掛け合いはとても好みですが、途中誰がどの台詞を言っているのかわからなくなったり、展開が脈絡なく動いたりするのが苦手、かも。あと、誤植もちらほら?つ、が小さくなってなかったのと、呼び方が「様」と「さん」が混じってた(でもこれはわざとかも?)何だか落ち着かないままで読了。でも、キャラクターは好きだったなぁ。マークが敬語だったり、ダリアードがおきゃんだったり。「かみさま」の件と「恋をしたならカーニバル!」が素敵だった。2016/02/04

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