出版社内容情報
亡き家名を継いだ婚約者の真意とは──?
権力を握る貴族アズライエを失脚させるため、王ロシュアントに力添えする決心をしたティーク。アズライエの謀略で失脚した父の家名を継ぐが、暗殺が企てられ、サミュアとも気持ちはすれ違い始め──!?
内容説明
権力をほしいままにするバルテア貴族会議長アズライエを失脚させるため、国王ロシュアントに力添えすることを決心したティーク。アズライエの謀略で失脚し、命を落とした父の家名を継いだティークに対して、次々と暗殺が企てられる。一方、婚約者のバルテア王女サミュアは、ティークの身を案じながらも、家名を継いだ彼の真意がわからず、ふたりの気持ちはすれ違い始めて―。
著者等紹介
みなづき志生[ミナズキシオ]
6月14日生まれ。広島県出身、在住。『ハイガールムの魔物』で2008年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
13
ほんのりロマンスと同じぐらい、バルテア王国の変化が面白く、ロシュアント王がこの巻のメインだった(笑)。そしてマイナが愛らしいね~。まだまだ続いてほしいです!2011/08/19
サラ
8
マイナ大活躍の巻だった。反面サミュアの出番が…主人公なのに影薄い。王様は読んでいて実にイライラする人だなぁ。不運な人生だし、本当は娘たち想いなのもわかるけど、ビビりなのにへんに高圧的で可愛げがないというか。ディアナやカヤフくらい分りやすいツンデレだと愛着が湧くんだけどな。あと、獣王子の花嫁なんだから、もっと獣人たちに活躍してほしい。表紙に出てるのにクードさんほとんど出てこない…。2013/08/17
椿
7
王の行き当たりばったり感や、手駒の少なさ、手薄さにガックリ。サミュアよりもマイナがヒロインとして目立っていたみたい。2016/06/25
kinatsu@ただいま休憩中(。_ _)。zzz..
7
色々と問題が片付きましたね。清々しいくらい!ついでに父の想いも見えちゃって。王なのにそんな形でしか守ることができなかったなんて、なんだか切ないなぁ。苦労ばかりの王にせめてサミュアの母が残されていればよかったのに…(/_;)そして主人公たちの想いも深まり、後は式だけ!でもやっぱり、なにか起こるのかな?2011/09/01
U
6
じんわりと甘い。ロシュアント王の印象がものっそく強い。もうちょっとサミュアとも深く話せたらよかったのにね、とそんなことを思った。下の娘は色々……うん、色々……おかしいな、何故か同情できないぞ……? 彼女は何もしなくても得られる父の愛情をもうちょっと汲んであげてほしかったな。マイナ恰好良い。2011/08/26