出版社内容情報
身代わり姫の恋絵巻、涙と笑いの大団円!
四切刀をめぐる騒動が拡大する中、宮子と次郎君を庇い、深手の傷を負った真幸。これ以上、宮子に後宮で生きる重荷を負わせたくないと考えた次郎君は、宮子に別れを告げ、真幸の元に帰そうとするが…。
内容説明
宮子と次郎君を庇い、深い傷を負った真幸。傷は命に関わるようなものではなかったが、四切刀をめぐる騒動は、ますます大きくなっていく。また、一連の事件は、宮子と次郎君をめぐる周囲の人々の関係も、大きく変化させようとしていた。有子姫の恋、東宮妃問題、兼通の思惑…さまざまな想いが絡み合う中、宮子と次郎君の、それぞれの選択とは―。身代わり姫の恋絵巻、涙と笑いの完結編。
著者等紹介
松田志乃ぶ[マツダシノブ]
11月7日東京都出身。『飾りじゃねえのよ、天使は。』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、『花ざかりの夜』で2005年ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆり
11
宮子の身の上の最終決着、なるほどそうきましたか…!馨子さまはもちろん、薔子さまも素敵(笑)。ラストの次郎君のひとことがとても好きです。ふたりとも、よくここまできましたね。お幸せに…♪主役二人以外では、まず有子さまの片想いの切なさと、彼女の想いをなんだかんだで気遣っている周囲にうるうるし通しでした…。本当にどうなってしまうんでしょう。後、蛍の宮さまと五節の姫にも思いがけずほのぼの。お兄ちゃん本当にお疲れさまでした…。外伝もとても楽しみです。2011/07/31
みぃこ
11
もうすごく素敵でしたっ!って、言葉しかでないくらいです…。主役カップルが素敵だったのはもちろん、別れの決着をつけるシーンの真幸はかっこよすぎでした。蛍の宮と五節の君のカップルは真幸とはまた違って笑わせてもらいました!今後の二人に期待したいです♪短編集が楽しみ!!!2011/07/30
しゃちおおかみ
9
次郎君、粘り勝ち。そして両思いになったらなったで我慢が利かなくなってますねえ、さすがエ○担当。これだけ入れ替えがあるのと馨子さまの発言から、もしや有子姫にも何か入れ替えが来たりして・・・?と根拠無き推測。でもやっぱり真幸がらみは悲恋担当なのかも。番外編ではぜひ馨子さまのこれからもお願いしたいな。文殊丸にも粘り勝ちを(笑)。そして大好きな蛍の宮も姫子さまのモノマネによる笑いだけでなく、不器用なりのラブ展開を大期待です。2011/07/31
香穂
8
読みきった…!笑ったり泣いたりしたシリーズともお別れ…かと思いきや番外編が読めると知ってとても嬉しいです。次郎君おめでとう…!そして、私が気になるのは有子姫の恋の行方と、特に蛍の宮・五節の君のなんやかが気になります2011/08/01
poke
7
え?有子姫に幸せになってもらいたいのに!けど無理だよね…。2015/09/17