内容説明
教皇庁と闇の勢力から姿を隠し、ハルセイデスとシーカは穏やかな生活を送っていた。だが、シーカは神の器として目覚め始め、自我の喪失が進んでいた。一方、アスティルは闇の力を操る謎の男と対峙し、闇の勢力の力と信仰をかいま見ていた。散り散りになった“黎明の使者団”団員たちも次第に事情を知り、シラス、カイ、ノールソールはハルセイデスのもとへと駆けつけるが!?緊迫の急展開。
著者等紹介
樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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透馬なごみ
5
シーカ姫がいません。元に戻るのだろうか?ファーン以外はみんなそれぞれ集まりつつある感じですね。次巻が最後。結局、今だに理解できてないところもありますが気にせず行きます。最後まで読みます。今巻はノールソールの賢さが際立ってますね。臨機応変に動け、切り抜ける。ここにきてやっと本領発揮?って感じ。シラスはもう過去出ちゃったし。レイヴェも無事なんだかんだとミトラーダ方面に進んでるし、最後どう終わるのか気になるところ。2015/03/20
まりもん
5
行方をくらまして夫婦っぽくみせていたハルセイデスのもとにノールソール、シラスが現れた。実は別場所でカイもいるのだが、彼は現在指名手配されているから待たせているとのこと。 アスティルの方も異端神の信者に襲われてピンチ。そのピンチにあのアダジーリョ老登場。格好良かったよ。 レイヴェの方は奴隷として売られていたが、その相手がかつてハルを倒す作戦をとった人物。今、そちら側にいるということはいつか敵対してしまうのだろうか?2012/03/29
deltazulu
3
ふたりだけの世界でいるときが唯一安らぐ時なのか。無邪気なまでの変態さすら切なく思う。彼女を道具としてしか見ない者たち、団長を追いかけてくる人、様々な視点からようやく物事が見えてきたと思ったときに……。シーカの事情に背筋が寒くなり、最後が辛かった。2010/06/01
きゅう
2
シーカが壊れていって大丈夫かこれハッピーエンドになんのか?とどきどきです。2012/12/05
なつき
2
クライマックスまであと少し・・・。とはいえ、シーカが切なすぎる。それを傍で守るハルさんも切ない。痛みのあるラストは覚悟してるけど、ハッピーエンドを信じてます。2010/09/05