内容説明
花寺学院高校の体育祭はクラス対抗戦だ。中学のときより盛り上がるだろう、と福沢祐麒は楽しみにしていた。けれど、なんだか様子がおかしい。クラスでは淡々と出場種目が決められ、祐麒が出る種目では合同練習もなく冷めた雰囲気だ。一方で熱く練習にいそしむ種目もあり、意気込みの温度差に祐麒は困惑する。その上、生徒会のアンドレ先輩は、祐麒の出る種目が「らしい」というのだが…。
著者等紹介
今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kitten
11
お釈迦さまもみてる、再読。今回は、体育祭。どんなイベントにせよ、楽しんだもの勝ち、だよなぁ。小林ショーネンとユキチとの距離が、少し縮まった気がする。一応、毎回のように祐巳も出てくるのね。2022/02/24
紫鈴
10
体育祭の巻。選手選出会議の違和感、盛り上がりなし、練習も応援団も横断幕も観客もなく、祐麒は不満が募るばかり。体育祭当日までのダラダラ感と小林へのイライラがうっとおしくつまらなかった。来年以降、放送部のワニ君と祐麒でもっとワクワクするものに変わりそうな予感。☆32021/12/14
紅
10
電子書籍にて読了。花寺の体育祭の話。あーっもうっ小林くん祐麒のこと好きすぎるでしょ!色々言いながらも祐麒のことが気になって仕方がない小林くん本当にかわいい。そして、祐麒が不憫で私もハラハラしながら眺めていたのだけど、祐麒は気づいていて楽しもうとしてたのね。そんなガッツがとても良い。姉弟ふたりともまっすぐで良いなあ。2014/07/01
藍
7
最初の方から中盤まではなんとなくくらい雰囲気でなかなか進まなかったけど、体育祭が始まってからは一気読み!小林はアリスや高田と違った意味で友達想いなんだろうなぁ、まだ拗ねてるけど(笑)柏木先輩が気にしてくれた所でまた株が上がったし、最後のアンドレ先輩の所は不覚にも泣いた!良い人だ〜!2017/04/24
りんご。
5
シリーズ四作目。 アンドレ先輩かわいいー!2022/07/11
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