内容説明
柏崎で水が燃えるという不思議な噂を耳にした景虎は、怨霊の仕業と睨み調査を始めた。勝長の協力で「燃える水」を精製する里へと足を踏み入れた景虎だったが、そこで幻惑にかかり囚われの身となってしまう。だが、里長の少年と接触する機会を得た彼は、少年に気に入られ、仲間になることを執拗に迫られることに!?時同じくして、奇命羅と名乗る謎の刺客が、直江たち夜叉衆を襲撃する…。
著者等紹介
桑原水菜[クワバラミズナ]
9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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神城冥†
24
しかし……景虎達ってつくづく騙されやすいし、罠に掛かりやすいと思う(笑)人がいいってゆうのか、なんというのか…。そこがいい点でもあるのだけど。さて、敵として現われた奇命羅ですが…各々個性的強いです。性格も悪いです。まさに悪役!余談ですが色部さんの捕われているイラストで、不覚にも萌えてしまいました。背中が色っぽい。2016/01/09
フキノトウ
15
敵の正体が露になってきました!強敵ですね^^;2014/03/26
藤月はな(灯れ松明の火)
14
この話では奇命羅は鵺的な複合獣じゃなくて「犬夜叉」の奈落のような存在なのですな。晴家の事情や危険な目に遭う色部さんなどきな臭くなってきて不安です。それにしても猩々は直江のことを侮っていますが本当に心胆、寒からしめる程の怖い人なのに・・・・(-_-;)邂逅編では傲岸不遜ですが色部さんが大変なことになって取り乱している長秀はただの戦好きじゃなくて血が通っていると思います。2012/04/04
枯伍
7
夜叉衆を敵として付け狙う存在が出てきた。狙いは越後の影の支配者となる事…何とも派手な敵さんがいっぱい。長秀に美女って組み合わせはいいねえ~あわやな直江も何とかなってよかった。最後に真の敵がふふふとやるのはお約束。また狙ってきそうだねえ2017/09/20
香
4
挿絵が増えてる。しかもちょっと麗しくなってる。良いですね~。今回は色部さんが死にかけて驚きました。手堅く攻守バランスの良い人なので大きく負けるイメージがなかった。それだけ相手が強敵ということで、夜叉衆みんな結構なダメージを受けてしまい勝負も持ち越し。先々心配な感じです。十四郎に化粧師…悪よのぅ。2018/01/28