内容説明
あたしが目を覚ますと、そこは病室。なんでもあたしの名前は田崎京子で、バスの転落事故に巻き込まれて奇跡的に助かったらしい。しかもこの一週間で二十九回も事故にあっているのに、まったくの無傷らしい。けれどあたしには記憶がない!警察はあたしのことを疑っているみたい。あたしは誰なんだろう…!?(「あたしの中の…」)表題作ほか三編を収録。新井素子デビュー作の新装版。
著者等紹介
新井素子[アライモトコ]
昭和35年8月8日、東京生まれ。立教大学文学部卒業。都立井草高校2年在学中に「第一回奇想天外新人賞」佳作入選。高校3年生の時、奇想天外社より『あたしの中の…』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
27
表紙のイラストを見て『なんだかレトロだなぁ・・・』って思いましたが、やはりかなり前に発売されたものだったんですね。うーん、やはり時代を感じる気がして、入り込みづらかったです。もっと昔に読みたかった作品です。2013/03/22
chiru
25
女子高生が書いたSF小説で当時話題になったように記憶してる。確か短編が4編あって、幽霊になった女の子。何度けがしても自己修復する女の子。とくに「大きな壁の中と外」が壮大で、不穏な感覚しかしなくて怖かったことを覚えてる。この短編集のラストは、オチが効いており、きちんと着地する形なので、とても印象に残ってます。また、他の作品を読み返したくなりました。★42017/11/20
NAO
25
30年以上前の本を再読。すごいです。最後のチューリップさん物語はホラーです。面白かった一気読みです!!!2015/07/04
たか
22
新井素子のデビュー作。SF短編集となっている。デビュー当時、著者は高校生だったそうで、その発想力には本当に驚かされる。C評価2017/11/19
はなん
20
2.5年ぶりの再読?そんなに手にしていなかったのか。素子せんせのデビュー作「あたしの中の…」そして、「ずれ」「大きな壁の中と外」「チューリップさん物語」この一冊はとても贅沢だ、と改めて思う。読み応えは十二分にあり楽しめて内容も多種。きちんとSF。好きだなぁ。どれも。その中でも一番は「大きな壁の中と外」この世界の作りと構成、ラストの最後の最後の2人の風景まで。とにかく唸らされる物語。今に通じる。今の人たちにも読んでほしい。語りの文章が苦手でも是非!と、お勧めしたい作品。巻末には星新一先生の解説もついています2014/04/04




