内容説明
記紀につづられし女神の寝床、慈悲あふるる神の寛き懐―隠国熊野。長年の夢である熊野詣を果たしたカイは、小さな草庵にテンとともに留まっていた。ある日、カイは山中で蔓に足をとられた小狐を助けた。信太の辰狐を妻とし、大陰陽師の父親であった前世はいまだ他人事。夜、臥したカイを簾越しに訪ねる者がある。その姿、一寸の疑いの余地もない、妖かしの類であった(『杜の遊宴地』)。
著者等紹介
藤原眞莉[フジワラマリ]
1978年1月8日生まれ。福岡商業高等学校卒業。『帰る日まで』で、’95年上期コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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咲穗
6
様々なカップルの短編集。 本編で平ちゃんに起こってることがわかってるが故にちょっと?かなり?切なさも… そんな中、ハルさんたちの物語はほのぼの幸せになりました2021/12/29
ゆきこ
5
「姫神さま」24巻目再読。クライマックス直前ですが今回は短編集。懐かしいエピソードの後日談など。和気あいあいとした雰囲気が感じられてとてもよかった。色んなキャラが登場してファンにとってはうれしい一冊です。2016/05/15
ひーたろー
1
まさか、梛子とテンがそんな間柄とはっ…! このシリーズ読んでて一番の衝撃だったかも。あと、陵王の名前がわかって良かった。600年ぶりの再会って、死んでから一度も会ってなかったんだなと、それもビックリだった。2014/01/23
いんちょ
0
2006-0309.タイトル可愛い。2015/05/17
punto
0
追記。2009/06/01
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- 和書
- 正史赤穂義士 (新版)