内容説明
雨の夜、峻は火事に遭遇した。現状から放火の可能性も高い。最近、近所の神社が全焼してから元気のない咲哉に思いをやったが、峻の気がかりはそれだけではなかった。現場付近で、千堂茜をみかけたのだ(『みどりの指』)。氷河光一がわざわざ神無山を訪れたのは人間のいない場所で休暇を過ごそうと思ったからに他ならない。だが不便なロッジには奇妙な魅力を放つ若い先客がいた(『この世の果て』)。
著者等紹介
七穂美也子[ナナオミヤコ]
11月5日生まれ。静岡県在住。1992年にスーパーファンタジー文庫「凶星~いかなる星の下に」でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。