内容説明
姉のアーゼンターラを魔性に攫われたリメラトーンは、浮城の捕縛師になった。しかし彼がなりたかったのは、魔性を滅ぼし得る力を有する破妖剣士。破妖剣士になるには、高邁な思想や理想も血を吐くような努力も意味をなさない。選ぶのは破妖刀そのものだからだ。不信感を募らせる彼に城長から命令が下る。「我が浮城の至宝を奪還せよ」―至宝の名は紅蓮姫。最も強力な破妖刀の名前だった。
著者等紹介
前田珠子[マエダタマコ]
1965年10月15日、佐賀県生まれ。『眠り姫の目覚める朝』で1987年第9回コバルト・ノベル大賞佳作入選
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べべっち
10
【図書館】ずっと読んでたシリーズ。最近漸く続きが出始めた&図書館においてあるのを見掛けたので再読。全く覚えてなかったです…(;´д`)前のシリーズから読み返すべきだったかも?2015/02/17
凍矢
9
イラストが旧バージョンのほうで、読みました。ラスが自分のことに無頓着なとこに変わりなく。相変わらずだなぁと思いつつ、読了。最近、新刊が出る度に、又薄いと、嘆いてしまいますが、はまってる作者さんなのですよ。読むのを諦めないと、思います。2014/10/15
シュウ
8
新キャラ続々。誰がどうなって、どう結びついていくのか、まだまだ分からない。ラスの身が益々大変なことになっていくことは分かる。2017/11/30
Norico
4
最終章の幕開け。ラスの活躍というか?また厄介な荷物を自ら見つけだしちゃうのね。そして、この人誰?とか、囚われてるのはなんで?とか疑問も多々あり、謎多きスタート2022/05/31
あやめ
3
無事に完結したらしいので本気出して最終巻まで読破したいと思って読み返しました。久々に読んだので良い具合に話を忘れかけていて案外楽しく読めました。17年前に発売されたんだなあ、と奥付を見てしみじみ。いつの間にか読書メーターのこの本の表紙画像が差し替えられていてちょっと切なくなりました。2019/02/21