出版社内容情報
『愛犬物語』が日本で初めて絵本になった!
心温まるエピソードで人気のジェイムズ・ヘリオット『愛犬物語』より「ドノバン夫人」を絵本化。ペットを亡くした夫人と虐待されていた子犬の胸打つ出会いを描いた、犬好きにはたまらない一冊。
内容説明
イギリスの、ヒースの丘に包まれた田園都市で小さな動物病院を営むヘリオット先生。病気から救った数々の犬とのエピソード集『愛犬物語』が日本で初めて絵本になりました。
著者等紹介
ヘリオット，ジェイムズ［ヘリオット，ジェイムズ］［Ｈｅｒｒｉｏｔ，Ｊａｍｅｓ］
１９１６年イギリス、スコットランドに生まれる。グラスゴー獣医科大学卒業後、ヨークシャーで獣医師となる。５０代から作家活動を始め、自分の治療体験をユーモラスな筆致で綴り、短編小説にした。著書多数。その多くが世界的ベストセラーになった。１９９５年没
うえくさけいこ［ウエクサケイコ］
植草桂子。千葉県に生まれる。東京芸術大学デザイン科卒。イラストレーターとして、雑誌、広告で作画活動をしている。ヨーロッパ調の生活様式を楽しく反映した作風で知られる。生きものを愛し、小動物を作品の中にさり気なく登場させることが多い（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりあえず…
19
犬好きな人には嬉しいような辛いような…。幸福な犬と不幸な犬。人間の身勝手でその運命を決められてしまうなんて悲しいことですね。ロイが幸せそうで良かった2013/11/09
gtn
13
ドノバンおばさんみたいな人がうちの町内にもいる。私はこんなにも世話を焼いたとアピールするのが玉に瑕だが、認知症の人が迷子になり、警察に保護されているのを迎えに行ったり、夫の介護に日々を送る老婦人の話し相手になったり、無私の行いを続けている。ドノバンさん同様、理屈ではなく、他人の笑顔が見たいだけなのだろう。頭が下がる。2019/11/19
しろのあ
6
「愛犬物語」は上下巻で読みだすのになかなか気力がいるのですが、これはその中の一話を絵本にしたもの。ペットロスでもう二度と犬は変えないというドノバンさんが虐待されていた犬を引き取って立ち直るおはなしです。井戸端会議にきつねの紳士がいたりと、ところどころファンタジー的なお遊びがあっていいです。（かといって世界観をこわしていることもなく）とても英国的で、やさしい、でも現実味もあるおはなしです。絵本版はどうやらこれだけのようなので、小説版も挑戦してみようかな…2017/12/08
たがも
5
次女（小２)に勧められました。愛犬を失ったドノバンおばさんは放置された犬を飼うことに。2011/09/23
トナカイ
2
クリスマスにあわせて、自分用に購入しました。この絵本の出版を機に、他のエピソードも絵本化されるといいなぁと思いつつ…。2012/12/21
