出版社内容情報
おとぎ話×空想科学=発想力アップ!
探究学習、自由研究、STEAM教育にピッタリ!
『桃太郎』『ジャックと豆の木』などのおとぎ話を科学的に考えたら爆笑まんがに!?
『空想科学読本』の柳田理科雄先生と、天才ギャグまんが家・森ゆきえ先生のタッグで、最強科学まんがが爆誕!!
昔話の素朴な疑問を理科雄先生といっしょに考えることで「答えのない問題を自ら考える力」「頭を使う能力」が高まります。
各まんがに「空想科学メソッド」を使った解説つき。自由研究に役立つコラムも掲載!
【「空想科学メソッド」で、どんな疑問も解決できる】(「はじめに」より抜粋)
こんにちは、空想科学研究所の柳田理科雄です。ぼくは、まんがやアニメのできごとを科学的に考えて『ジュニア空想科学読本』『ポケモン空想科学読本』などの本を書いてきました。
驚いたのは、ぼくの本をきっかけに、理科が好きになった人がいっぱいいたこと。また理系に進んで、研究者や科学者やお医者さんになった方も大勢いらっしゃることです。
そういう人たちには、しばしば「『空想科学読本』には、答えのない問題を自ら考える面白さを教えてもらった」「ジャンルにとらわれず、総合的に考えるという姿勢は、いまの仕事にも役立っている」といわれます。さらには「『空想科学読本』の視点は、探究学習やSTEAM教育に最適。子どもたちに、ぜひ身につけてほしい」とも。
そんな声に応えて作ったのが本書です。ぼくが『空想科学読本』を書くときに行ってきた「疑問を解く方法」を示し、まんがのなかで「理科雄先生」に実践してもらうことにしました。
その方法とは、次の4stepで考えるというものです。
step1 自分の疑問を分解する
step2 考えるための材料を集める
step3 材料をもとに自分で考える
step4 自分なりの結論を出す
ぼくはいつもこの方法でまんがやアニメのできごとを考え、これまでに1000以上の疑問に取り組んできました (ぼくはこの方法を「空想科学メソッド」と呼んでいます)。
本書ではこの方法を使って、昔話の素朴な疑問を、まんがの中の理科雄先生といっしょに考えていきます。どれも明確な正解のない問題ですが、だからこそ自分で考えることで「頭を使う能力」が高まります。
各stepのやり方についてや、まんがに出てきた疑問を考える方法も、まんがの途中に解説ページを設けましたので、まんがとあわせて読んでみてください。考える力が、どんどんアップしていくことでしょう。
自分のアタマで考えることのおもしろさを実感できるようになったら、それはあなたにとって、「一生の武器」になるはずです。
内容説明
むかし話×空想科学=発想力UP!みんながなにげなく読んでいる「むかし話」。それって本当?って思うことはない?科学の視点でお話を読んでいくと、新しくておもしろい結末が見つけられるよ!自由研究、探究学習、STEAM教育に最適!!
目次
桃太郎(桃太郎の桃、デカすぎない?;千人力のきび団子って、どんな団子?;犬、猿、キジで鬼をたおせるか?;鬼ヶ島はどこにあるんだろう?)
浦島太郎(浦島太郎は、カメに乗って竜宮城へ行ける?;太郎が地上に戻ると300年経っていた。そんなコトある!?;玉手箱の煙でおじいさんになったのはなぜ?)
ラプンツェル(髪が12mもあったら大変すぎない?;髪の毛で塔に登ることは、実際に可能?)
ジャックと豆の木(豆の木はどこまで伸びた!?;ジャックが手に入れた宝の価値は?)
著者等紹介
柳田理科雄[ヤナギタリカオ]
鹿児島県種子島出身。東京大学理科1類中退。塾の講師を経て、まんがやアニメを科学的に検証・解説した『空想科学読本』を執筆し、人気を博す。子どもたちにも科学の楽しさを伝えようと、『ジュニア空想科学読本』などの児童向けの本も数多く手がけている。空想科学研究所主任研究員。明治大学理工学部兼任講師
森ゆきえ[モリユキエ]
東京都出身のギャグまんが家。高校生のときに『りぼん』でまんが家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。