草思社文庫
ドイツ流、日本流

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794220455
  • NDC分類 302.34
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日独の挾間にハマって28年。買い物・教育・食生活・政治のあらゆる違いを体験し、ぼやき、提言する、比較文化エッセイ。

日独の挾間にハマって28年。買い物・教育・食生活・政治のあらゆる違いを体験し、ぼやき、提言する、比較文化エッセイ。ドイツから素晴らしい日本が見えてくる! 単行本『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』改題。

【著者紹介】
1956年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。82年、ドイツ・シュツットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。シュツットガルト在住。90年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』を上梓。その鋭い批評精神が高く評価される。その後『ドイツからの報告』『あるドイツ女性の二十世紀』『ドイツは苦悩する』などのノンフィクションのほか、日独比較の時評でも健筆をふるう。訳書にマイク・ブラツケ『北朝鮮「楽園」の残骸』がある(著訳書はいずれも小社刊)。近著に『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』 (講談社プラスアルファ新書)。 [

内容説明

政治経済から歴史文化に至るまで、何かと比較されることの多いドイツと日本。著者はそのドイツで30年にわたって暮らしてきた。「サービス不在の国ドイツ」と「主張の足りない国日本」のはざまで体験してきた日々の生活、買い物、教育、食生活、政治などの違いを、ユーモアをまじえてボヤきつつ描いたユニークな比較文化エッセイ。そうした違いのなかから、思いがけない日本の魅力が見えてくる。

目次

1 ドイツに暮らしてわかったこと(食と住、ドイツと日本で大違い;エコロジーと倹約精神 ほか)
2 ドイツ人気質・日本人気質(サービス不毛の国ドイツ;責任の所在 ほか)
3 男と女、恥の文化比較(癒しとセクシー;ラブホテルから見える性の二重モラル ほか)
4 これからの世界・これからの日本(ドイツの小学校;教育格差が国を滅ぼす ほか)

著者等紹介

川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
1956年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。85年、シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。シュトゥットガルト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nosuke.M

4
食に対する無関心さ(寒冷・肥沃な土地が無いなども理由として有り)、掃除に対する凄まじい執念、後に残るものには価値を見出す一方、サービスや駐車場代金には厳しいというドイツ人。人それぞれではあるとは思うけど、他のドイツ関連の本を読んでも似たような記述があり、大まかな国民性は掴んでいる印象。読めば読むほど、自分の性格がドイツ気質に近いと感じてしまう…2025/03/16

M2

4
『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』と内容が同じ。2017/11/16

Ichiro Toda

4
ドイツと日本の文化的違いやシステム的な違いについて筆者目線で書かれているエッセイ。ドイツと日本の違いについて書かれているが、異文化、外国というものを考えるときに必須のエッセンスが凝縮されていると思う。細かい点まで書かれており、日本のよいところを客観的に見つめ直すことができる。文化の差と簡単にいうけれどそれを真に理解し、より日本人らしく生きるためのヒントが多く見つかる。何となく同じように人種と考えがちなドイツではあるが、その中身は全く異なることがわかる。教育や政治の違いなども興味深い。2014/07/25

うじ

3
お金の使い方の違い、異性に対する見方の違い、教育の違い等日本とドイツでは全く違うということを改めて知らされた。ところで、ドイツ人の考え方が本書にある通りなら、ギリシャをはじめとしたユーロ各国とは当然ナショナリズムを共有出来そうもないと感じた。ユーロ問題がまた再燃するリスクを感じせざるを得ない。2016/03/02

ぺーいち

3
▶︎ドイツでは10歳で将来が決まってしまう?強烈な受験戦争が起こりそうだけど、どうなんだろう。▶︎日本独特の「はにかみ笑い」を理解してもらえないものか。素敵な習性だと思うのだが。どうやら恥じらいの意識が違うようだ。▶︎想像以上に主張が求められる西欧流に反発を覚える。思わず言い返したくなるが、それすら飲み込んでしまう日本人、それは私。2015/04/22

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