内容説明
最近、吉野ケ里遺跡や藤ノ木古墳の発掘調査が大きな話題になりました。これらの遺跡はこの日本列島に住んだわれわれの祖先の歴史を明らかにする上で、かけがえのない貴重な文化遺産です。この本は日本の古代の遺跡のうち、とくに興味深いもの200か所を選び、わかりやすく解説したものです。
目次
第1章 旧石器時代
第2章 縄文時代
第3章 弥生時代
第4章 古墳時代
第5章 歴史時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんくまそ
11
これ子どもたちには、読めないよ。専門家が書いた文の終わりを「です・ます」にして、ふりがなを付けただけやん。「学習漫画」とうたっておきながら、漫画は12頁しかないし、高校まで地理と歴史の点数がいつもクラスで一・二番だった大人のぼくが読んでさえ、かなりしんどかったよ。藤村新一がでっちあげた「20万年前の石器」が出ていたり、三内丸山遺跡がなかったり、と、この本自体が出版当時の考古界を語る考古資料だわな。ま、いただける情報はいただきましたよ。2016/02/23
Mentyu
0
白石太一郎先生監修。小学生向けの遺跡事典にしては内容がけっこうマニアック。出版が90年ということもあり、前中期旧石器捏造事件の舞台が紹介されているなど内容が古くなっているのは否めないが、知識の整理には現在でも十分活用できる。2015/09/12