内容説明
本書では、死ねない人ドラキュラが、仲間をふやすために、つぎつぎに人の血をすいつづける。ドラキュラをたいじするために、愛と友情でむすばれた六人の人びとが、立ちあがる。六人は、ちえと勇気をふりしぼって、ドラキュラとたたかう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
jjm
8
100分de名著契機。原作は600~1000ページ近いので断念。本書は原作の手紙形式ではない、伯爵が英語のなまりを気にする場面等細かな描写はないが雰囲気は十分。著者が性的マイノリティであったのは知らなかった。「社会においてモンスター化されがちなマイノリティの人たちを貶める社会に物申す、という立場です。自分は誰かをモンスター視することはしたくない。そのためには、簡単に答えを出すことを留保するネガティブ・ケイパビリティの力を養おう、そうした意図が込められているのが『ドラキュラ』」(小川公代さん談)2025/10/25
定年(還暦)の雨巫女。
5
《私-図書館》ドラキュラは、不老不死は、しあわせだったのかなあ。でも、ドラキュラ殺すの大変そう。2017/12/30
ほんのうさぎ
0
子供向けはとっつきやすくて好き。原作は登場人物の日記や手紙のやりとりで全体が構成されているらしく、物語調にしているのでとても読みやすい。薄暗くてじめっとした牢獄のようなドラキュラ城は相当気味悪い。吸血鬼になってしまった愛するルーシーに杭を打ち込んだアーサーの勇気はすごい。吸血鬼の退治方法を知ってたのが神父じゃなくて博士だったのは意外。杭を打ち込んだ後に安らかな表情になるのはなんだか救われる気がする。2019/04/09
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- 和書
- 逆さに吊るされた男




