出版社内容情報
総動員体制下の女性労働の実態と“言説”を比較史の手法で捉え、労働の場におけるジェンダー関係の変化など日米の類似性や相違点を政治的・経済的な要因から解明する労作。
内容説明
日米における女性労働力の軍需産業への動員の仕方、労働の場におけるジェンダー関係の変化、女性労働をめぐる言説や「女性の仕事」の内容などに関する類似性と相違点を政治的・経済的な要因とからめて描く。総力戦体制下の女性労働の実態と“言説”を比較史的手法で捉え、女性史における新たな地平を開いた労作。
目次
第1部 第二次世界大戦期の女性労働(総動員体制の形成と女性労働)
第2部 第二次世界大戦期の航空機産業と女性労働(航空機産業の発展と女性の雇用;航空機産業における「女性の仕事」の創出―言説の形成と生産方式の転換)
第3部 第二次世界大戦期の航空機産業における労務管理政策と女性労働者(航空機産業における女性の賃金と職業訓練;航空機産業における「母性保護」と労務管理)
第4部 戦後への継続性(戦後への視角―「女性の仕事」の継続性)
類似点と相違点
著者等紹介
佐藤千登勢[サトウチトセ]
1963年生まれ。1986年一橋大学経済学部卒業。1988年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。一橋大学大学院経済学研究科博士課程を経て、1993年デューク大学大学院歴史学部博士課程修了。現在、西南学院大学文学部国際文化学科助教授、Ph.D.(歴史学博士)
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