内容説明
フランスの若き弁護士マリウスが心から愛した美しい娘コゼット。そのコゼットの父親はおだやかな紳士でしたが、なにかひみつがありそうでした。じつはかれの本名はジャン・バルジャン。わずかなパンをぬすんだ罪で十九年間もろうやに入れられていらい、さまざまなできごととたたかい勝ってきた偉大な人物だったのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
初読み:高学年。まだレミゼラブルとは呼ばれていなかったし、「嗚呼無情」と四字熟語みたいなタイトルだった気がします。年を取るにつれぶ厚い、オリジナルに近いものを読みましたが、簡略された子ども用の本にも、編集した人たちの熱い気持ちが流れていたのを覚えています。2025/05/20
退院した雨巫女。
9
《私-図書館》ジャン・バルジャンの人生を追うのではなく、マリウスのレ・ミゼラブルの物語。ジャン・バルジャンのようには、生きれないと改めて思う。2018/02/16
ENE@受験生になりました
6
ジャン・バルジャンはとても正しい人だなと思いました。2013/01/02
亮さん
4
よく覚えてないけど原作とはちよっと違うような。でも大まかなストーリーはあっていると思う。あぁ無情をみると人って本当に変われるんだなと思う。頑張れ、みんな。2016/05/16
しのざわ
4
フランス文学の名作『レミゼラブル』の児童書版。原作を既読の方から聞いたら、大胆にアレンジが加えられているそうです。フランス革命のことも直接には描かれていません。結末も大きくなったら原作か翻訳本を読んでね、と書かれていませんでした。この本は私にとって小説を読み始めるようになったきっかけです。少しずつ明かされていく真実。だけど本当の真実は教えてもらえない。大人になるのが楽しみでした。もうすぐ20歳を迎えるので翻訳本を読んでみようかなと思います。2015/04/26