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出版社内容情報
交通事故で意識が戻らないままの彼氏、リュウスケを毎日、見舞いに訪れているシオリの前に、ある日死神が現れる。彼を連れ去ろうとする死神を、シオリは何とかして阻止しようとする。
「この世に留まり怨霊になろうとしている魂を救う手助けをすれば、リュウスケの魂を修復してやる」
死神からの交換条件を受け入れ、シオリはさまざまな事情を抱えた魂と向き合い、成仏させていく。しかしそこにはシオリと彼らを繋げるある真実が隠されていて――。
内容説明
生者に終わりがあるように死者にも始まりがある。交通事故で意識が戻らないままの彼氏・リュウスケを毎日、見舞いに訪れているシオリの前に、ある日死神が現れる。彼を連れ去ろうとする死神を、シオリは何とかして阻止しようとする。「この世に留まり怨霊になろうとしている魂を救う手助けをすれば、リュウスケの魂を修復してやる」死神からの交換条件を受け入れ、シオリはさまざまな事情を抱えた魂と向き合い、成仏させていく。しかしそこにはシオリと彼らを繋げるある真実が隠されていて―。
著者等紹介
こがらし輪音[コガラシワオン]
第24回電撃小説大賞にて“大賞”を受賞。デビュー作『この空の上で、いつまでも君を待っている』が10万部を超えるヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
6
面白かった。良くも悪くもメディアワークス文庫のフォーマットにのっとった作品で、オチまで含めてきっちりと仕上げてきているあたりに作者の力量を感じました。個人的にはもう少し拈りがあってもよかったかなという気はありますが、このレーベルでこの展開だからこそのわかりやすさをシンプルに描き出すのは言うほど楽ではないので、そういう意味でこういうオーソドックスな作品は評価したいですね。2023/02/02
色素薄い系
5
なかなか面白かったです。シオリのあの性格でそんな事ある?(後半の話)と思っていたのでちゃんと答えらしきものが提示されて良かった。でも元凶は別にいるみたいな感じだったのでもし続きが出るなら読みたいです。ページ数もないのですぐに読めると思います。2023/07/11
栗山いなり
4
ひょんなことから死神の助手になった少女・シオリが様々な死者達の魂を救済していく物語。ひょっとしたら予想は出来たかもしれんけど今んとこ今年一番びっくりした小説だった。何があったのかはネタバレになっちゃうんでぜひ読んで確かめてもらいたいです2023/02/25
らっこ
1
彼氏を助けるため死神のお手伝いをすることになる女子高生のお話。様々な幽霊に会って悩みを聞き解決していく展開ですが、主人公の底抜けの明るさに助けられてすいすい読めます。キャラ同士の掛け合いのお約束含め想定通りの面白さで油断しており、6章で不意打ちにあいましたよ。主人公のポジティブ具合やタイトルの軽さに反した表紙にも納得です。2024/06/21