内容説明
少年ネルロと犬のパトラッシュの強い結びつきには、心をうたれます。少年と犬との友情をえがきながら、社会の悪いところや、やさしさ、芸術をつくることなど、たいせつなことをいろいろうったえています。ネルロとパトラッシュは、なぜ、死ななければならなかったのか?物語を読みながら、考えてみましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニケ
3
寝る前に娘に読み聞かせをしていたのだが、最後まで優しく助けを差し伸べる人が誰一人居ない世界が辛すぎて泣いた。娘も声を出さずに涙を流していた。暖かいベッドに入っている私の足先が木靴の硬い冷たさに爪を丸くして力を入れる瞬間があった。ハッピーエンドではないけれど、最後にネルロとパトラッシェが再開して抱き合って共に逝けたことが救いだった。2021/01/10
ジュースの素
3
昔、テレビで見ていた物語をもう一度ちゃんと読んでみようと。 児童書なので短時間で読めたのだが、やっぱり涙が出てしまう・・・。 でもアントワープではほとんど知られていない話だそうだ。日本人は皆知ってるのにね。ルーベンスの宗教画はカーテンで覆われていたんだ!その辺りがウロ覚えだった。一目見たいと願っていた絵を最後に見て亡くなった。 パトラッシュだと思っていたのが、この訳ではパトラッシェだった。2015/10/03
ENE@受験生になりました
2
ネロとパトラッシュの友情の物語ですね。最後にネロとパトラッシュがいっしょに死んでしまうところがとても悲しかったです。友達にもこの本をすすめてみました。2009/04/11
よしむ
1
この物語の終りを知っているのに、読んでいてネロとパトラッシュの優しさ清らかさに癒され、欲深く卑怯な人間に憤りを感じ、最後の二人の死に悲しみを覚えます。 何度読んでも感動する本です2012/01/23
しょう
0
ネルロとパトラッシェはとてもかわいそう。僕なら耐えられないと思った。2015/02/01