内容説明
この巻は、14世紀から17世紀ごろの「明」時代をあつかっています。
目次
第1章 朱元璋と明帝国の建国(貧しい農民から皇帝へ;朱元璋、紅巾の乱に参加;光武帝の政治;光武帝の最期)
第2章 永楽帝と鄭和の南海遠征(靖難の役起こる;永楽帝の政治;永楽帝の死)
第3章 モンゴルにとらえられた皇帝(モンゴルの支配者エセン;土木の変起こる;于謙の北京防衛)
第4章 倭寇と日明貿易(明の海禁令と日明貿易;北方の脅威と南方の海賊;倭寇の鎮圧)
第5章 明王朝のたそがれ(新安商人の活躍;万暦帝の時代;アイシンと清の建国)
著者等紹介
川勝守[カワカツマモル]
大正大学教授、九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コダマ@ようやっとる!
10
中国の明代の歴史、日本は鎌倉幕府~戦国時代あたり2019/02/16
白いカラス
4
鄭和の南海諸国遠征はこの時代ではとてつもないことだったんですね。2024/06/09
ビシャカナ
0
この巻から作画と物語の質がぐんと上がる。貧しい農民だった朱元璋は、白蓮教を足がかりに明帝国をたてる。だが苛烈な処断と猜疑心の塊になる。次代の永楽帝は兵を挙げてまで皇帝となり、鄭和に大遠征を命じたり、日明貿易で交易したり、内外に活躍するがモンゴルのしつこさには参ってしまう。そして新たなるモンゴルの覇者エセンに皇帝が捉えられてしまう、急場で新皇帝を擁立した于謙だが、皇帝が復位したさいには処刑された。王直の倭寇の脅威、モンゴルの乱、そして秀吉の大陸侵攻など、国を揺るがす事件が続いて女真族のヌルハチがついに立つ。2024/10/14
中林助手2
0
辻政信の『潜行三千里』から近代中国の成り立ちに興味を持ち、ここへ。漫画だから分かりやすい。2021/12/05
Bookcover
0
世界史の授業で機械的に頭に叩き込んだ人名が、漫画によって命を吹き込まれ、生き生きと歴史を描きます。楽しい。2018/07/23