内容説明
この巻は、紀元前3世紀から紀元3世紀ごろの「秦・漢」時代をあつかっています。
目次
第1章 始皇帝と万里の長城(始皇帝登場;秦王政の親政;始皇帝の統一事業)
第2章 項羽と劉邦の戦い(項羽と劉邦の挙兵;咸陽をめざせ;戦いに勝利して漢を建国;漢帝国の始まり)
第3章 武帝のきずいた漢帝国(漢帝国を夢見る皇帝;武帝の親政始まる;武帝時代のたそがれ)
第4章 王莽の新王朝(王莽、世に出る;あやしげな予言;反乱軍のあらし)
第5章 後漢の光武帝(光武帝、漢を再興する;班超の西域経営)
著者等紹介
春日井明[カスガイアキラ]
清泉女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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s
6
ちょうどキングダムの辺り、情報密度が高い、、 紀元前にこれだけの規模、これだけのスピードでこれだけインパクトがあるっていうのがすごい 秦から後漢に到るまでの中国内での勢力争い、悪政、身内切りなどの波乱万丈なプロセスについてしれた気がする(また読む)2020/06/06
alleine05
4
始皇帝はどれだけ生き急いでいるんだよといった感じ。劉邦は皇帝になった後も王に封じたかつての家来を討伐することになったり、亡くなったあと妻が悪女になったりといろいろあったようで、このへんの詳細が気になる。劉邦が亡くなる場面の「あとのことはどういたしましょう?」という妻の台詞に対する「おまえの知ったことか!」という劉邦の返答にワロタ。その後も一度漢が滅んだり復興したりいろいろあるけど、これがまだあの三国志の前の時代だというのだから歴史の奥深さってすごい。2016/09/22
つっきーよ
3
春秋戦国時代は秦の政により統一。始皇帝が亡くなってからは宦官の趙高の策略により胡亥が皇帝になる。各地で反乱が起き秦は滅亡するも項羽と劉邦による争いにより、劉邦が統一し漢ができる。冒頓単于など匈奴勢力にいいようにやられるが経済的には豊かになる。武帝の時代にはやり返すようになり領土を広げる。王莽が前漢を滅ぼし新を建国するもすぐに劉秀により滅ぼされ後漢が成立。けれど、後漢末期には幼い皇帝が続き社会は混乱し三国志の時代へと続く。ざっくりとした流れを確認する分には良かった。もう少し漢の時代を知りたいと思った。2025/06/07
白いカラス
3
始皇帝は庶民に目を向けることはなかったが、広大な中国を統一し、万里の長城や郡県制を実施するなど後世に影響を与えた偉大なる皇帝の一人であることは間違いないですね。漫画ですが大まかな流れをつかむには最適ですね。2023/01/03
はる
2
王莽のことが少しはわかります。漢400年の間の新はあまり知らなかった2023/06/01