出版社内容情報
楕円のボールを追い続け、気づいたら92歳になっていた……。世界初・40歳以上のラグビークラブ「不惑倶楽部」の最高齢メンバー永山隆一さん。ラガーマンでも医師でもあり、かつては東芝府中ラグビー部のチームドクターとしてその躍進を支えた。「ただ好きなことを続けてきただけ」と言う永山さんは、90代になってもラガーマンとしての気力に満ちている。「何もしなければそのまま老いていくだけ」「ラグビーがあるから生きている」「まだまだうまくなりたい」と言う92歳。その姿からは、「好きなこと」「生きがい」が何歳になっても人を輝かせることを教えられる。家族や仲間に支えられながら、後輩ラガーマンたちの目標・勇気として、ラグビーの精神One for all, All for oneを体現する永山さん。92歳ラガーマンのこれまで、今の姿、そしてこれからを追う本書には、人生100年時代の生き方ヒントが詰まっている。
内容説明
生きがいがあるから人生が輝く。超高齢ラガーマン・医師が伝える、何歳になっても積極的に生きる術。
目次
1章 キックオフ 楕円のボールにあこがれ続けて(「天王寺中学でラグビーをする!」戦争でその思いが砕かれた小学生時代;小学校時代の仲間がラグビーで全国優勝。喜びとくやしさがまじり合う ほか)
2章 タックル 年齢ではない。挑み続ける気持ちだ(日本に「不惑倶楽部」あり!世界に誇るオーバー40ラグビーチーム;不惑倶楽部に出会って広がったシニアラグビーの世界 ほか)
3章 トライ 男90代ひとり暮らし、生きることへの挑戦(闘病の末、妻が他界。85歳で、やもめになりました;妻のたたき込んでくれた料理3種類を日々作る ほか)
4章 ノーサイドの日まで グラウンドで死ねるなら本望だ(2024年。コロナ感染で急激に弱る。どうすればグラウンドに戻れるのか;花園ラグビー場での試合に出場できず、無念 ほか)
5章 スクラム ともにたたかう80代の仲間たち(小嶋泰さん(80歳)父・ぼく・息子、3代でラガーマン。「5年鍛えれば5年もつ」を意識し、毎日のトレーニングに励む日々
上林實さん(81歳)ラグビー、バンド、ボランティア…活躍できる場で自分を生かし、人生をまだまだ楽しんでいきたい ほか)
著者等紹介
永山隆一[ナガヤマリュウイチ]
1932年(昭和7年)大阪府生まれ。ラガーマン。医師。40歳以上のラグビークラブ「不惑倶楽部」の最高齢メンバー。元・東芝府中ラグビー部チームドクター。小学生時代、鹿児島県への戦時疎開のため断念したラグビー。大学ではそのあこがれが叶い、ラグビー部を創設。以来70年以上、ラグビーとともに人生を歩んできた。1951年東邦大学医学部入学。1957年同大学卒業後、関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)、東芝中央病院(現・東京品川病院)などに外科医として勤務。そのかたわら、1984年に永山クリニックを開業。現在は名誉院長。1993~2002年、東芝府中工場(事業所)健康管理センター長も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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