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出版社内容情報
翡翠牌の持ち主である皇族の末裔を追う中で、猫猫たちは禁書でありながら優れた医学書でもある『華佗の書』を手に入れた。傷んだその書が復元されるのを待つうち、医官たちは抜き打ち試験を受けさせられる。猫猫は試験に合格して養父である羅門の下で投薬実験を行うことになり、羅門から医術について学べることを喜ぶが、その実験は大掛かりであり、市井の病人たちを使うというものだった。薬が効かぬ者は、場所を移されて外科手術が行われるというのだが-----。
内容説明
翡翠牌の持ち主である皇族の末裔を追う中で、猫猫たちは禁書でありながら優れた医学書でもある『華佗の書』を手に入れた。傷んだその書が復元されるのを待つうち、医官たちは抜き打ち試験を受けさせられる。猫猫は試験に合格して養父である羅門の下で投薬実験を行うことになり、羅門から医術について学べることを喜ぶが、その実験は大掛かりであり、市井の病人たちを使うというものだった。薬が効かぬ者は、場所を移されて外科手術が行われるというのだが―。
著者等紹介
日向夏[ヒュウガナツ]
『薬屋のひとりごと』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
147
急な試験。そして配属変更。その裏は帝がどうも調子が悪いらしく、それを彼は隠しておきたかった模様。そして、口が硬く腕のいい医官達が集められ帝の盲腸の手術を行うのだが、、手術中で盲腸が破裂してしまい。さらに執刀する医者が怪我してしまった。そのバックアップに執刀を羅門が行うが、彼は足の骨を抜かれたせいで、自力で立て無かった。そんな養父を支えて執刀させる猫猫。それでも彼は力尽きてしまい、、帝の血が赤いから面白く無いと執刀を拒否した天佑が引き継いだ。2024/03/29
はなりん
134
帝の体調不良から医局では秘密裏に実験や手術の準備が行われていて、猫猫も治療チームに入る。万が一を考え、権力争いと月の君の出自と扱いの問題が絡んできた。阿多と帝の関係が少し思っていたのと違ったかな。もっとなんでも分かち合っていると思っていた。月の君は猫猫を妻にはしたいが妃にはしたくないって思っていて、ほんとに帝位に着く日が来ても妃にはしないんだろうなぁ。その想いが猫猫にも伝わって、なんかいい感じです。最後の食事風景は夫婦のようで、とてもいい雰囲気でほっこりしました。2024/06/09
すがはら
121
貴人の手術で皆が神経質になる中でマイペース過ぎる天祐、イラついたけど、猫猫にガツンと言われて反省してくれたのなら良いのですが。皇帝と阿多の率直な語らいで壬氏の運命は好転したと思っていいのかな。猫猫と並んで生きられるなら壬氏の心も拠り所ができるのでしょう。ただ、こき使われるのは変わらなそうだけど。皇帝として生きると「人」ではいられないのね。阿多も胸の内をさらけ出せたことで、この先の人生にもっともっと満足が増えると良いな。2024/04/22
dorimusi
75
今回は虫垂炎の手術。この時代だと虫垂炎も死病に近いよね。めっちゃ苦しいらしいし。 相手が皇帝なので失敗したときのリスクがでかい。 周辺キャラとかの政治的な関係とか記憶にうっすら状態なので政治的な駆け引きは楽しめず。いちいち読み返すほどの熱量もなくなったなぁ。。 2025/01/10
オセロ
71
面白かったですね。 やんごとなきお方がかかった病を巡る今回の話。 シリアスな内容ながら時にコミカルに進むからテンポが良く、前回出てきた華佗の書をはじめとした知識を総動員して挑む手術は緊張感がありました。 2024/04/06