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出版社内容情報
坂本龍馬、京都・近江屋にて死す――。慶応三年十一月十五日夜、暗殺者に襲撃された龍馬は、ふと気づくと、血を流して倒れている自分の姿を見下ろしていた。「こがな光景……夢じゃ」途方に暮れる龍馬の前に、幼馴染みの友姫が少女の頃の姿で現れる。友姫は黄泉路の案内人であり、龍馬を死者の世界〈かくり世〉に導くのが務めだという。しかし、志半ばで人生を絶たれた龍馬は、かくり世へ赴くことに反発。友姫を困らせ、苛立たせるのだが……。龍馬が真に望む己の未来とは? 刀剣マニアの幕末の志士が時空を超えて『天下五剣』と出会う、ヒストリカル・バトル・ファンタジー!
内容説明
坂本龍馬、京都・近江屋にて死す―。慶応三年十一月十五日夜、暗殺者に襲撃された龍馬は、ふと気づくと、血を流して倒れている自分の姿を見下ろしていた。「こがな光景…夢じゃ」。途方に暮れる龍馬の前に、幼馴染みの友姫が少女の頃の姿で現れる。友姫は黄泉路の案内人であり、龍馬を死者の世界“かくり世”に導くのが務めだという。しかし、志半ばで人生を絶たれた龍馬は、かくり世へ赴くことに反発。友姫を困らせ、苛立たせるのだが…。龍馬が真に望む己の未来とは?刀剣マニアの幕末の志士が時空を超えて『天下五剣』と出会う、ヒストリカル・バトル・ファンタジー!
著者等紹介
馳月基矢[ハセツキモトヤ]
長崎県五島列島出身。2020年『姉上は麗しの名医』(小学館)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
10
暗殺された坂本龍馬が、再びうつし世へと生きて戻るため、〈ヨモツタメシ〉という5つの苦難と2つの試練に挑む話。 龍馬をはじめとして、様々な歴史上の人物が登場します。特に新田義貞がカッコ良かった! 刀への愛がすごくにじみ出ていて、ド派手なバトルシーンと共に楽しむことができます。 日本の未来を案じる龍馬の心情がところどころで描かれていて、その思いの強さに胸が熱くなりました。2025/03/26
遠宮にけ❤️nilce
4
歴史好きの子供の興味が広がる物語だと感じました。歴史音痴の私にも、刀や神話、歴史上の登場人物の知識が楽しみながらどんどん入ってきました。方言の表現も違和感がなく、独特のものもきちんと伝わるようになっています。物語だけでなく知的にも楽しめる本です。それぞれの行動選択から、高知ゆかりの人物たちの思想にも深く触れられたように思います。特に以蔵さんのエピソードは胸が痛かった。龍馬はこの先をどう生きるのでしょうか……。2024/07/05