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内容説明
大ヒットゲーム『あつまれ!あにまるの森』。その新作発売日に、行列から離れて、買いそびれてしまったサラリーマンがいた。森進・42歳独身、中堅企業総務部に勤務するサラリーマン。落ち込む進は、「神」と書かれた怪しげなジャージを着た「おじきち」と名乗るおじさんから、見たこともないゲームソフトをもらう。帰宅しておそるおそるプレイしてみると―ゲームの中にある島にトリップしてしまった。そこは言葉を話す二足歩行の動物、通称「あにまる」が暮らす不思議な世界・「あにまるワールド」。戸惑う進の前に再び現れたおじきちが言う。「今日から皆さんには、この島で楽しい共同生活を送って、エンジョイして欲しいオジ」。
著者等紹介
朱雀伸吾[スジャクシンゴ]
関西大学卒業後は劇場で大道具として働きながら、小説執筆に勤しむ二刀流。四児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
21
タイトル通り。森さん達が働かされるゲームだった。ただ、森さん3人で1人だけ木林さんが居たら、、木林さんも森さん扱いとなって、おじさん4人とあにまるの子供4人、8人の共同生活が始まる。2023/10/06
瀧ながれ
18
ゲーム「あつまれ!あにまるの森」の発売日に、それぞれの理由でゲームを手に入れられなかったおじさん四人の前に現れた、神と書かれたジャージ姿の男。差し出されたのは「はたらけ!おじさんの森」。気がつくと四人は、無人島にいた。…直立する獣人の子どもたちと出会った四人のおじさんが、みんな力を合わせて、楽しい生活を送る。この、口が悪かったりオタクだったりするが基本的に人が好いおじさんが魅力的なので、わたしもきちんと働いて、いい人でありたいと思いました。モデルのゲームはやってないんだけど、細かいパロディもたのしいです。2021/07/03
わたー
18
★★★★☆なんの変哲もないタイトルなのに、ギリギリを攻めているなあと感じる貴方にオススメする作品。超がつくほどお人好しのおじさんたちが、二足歩行で人語を介す動物モチーフの「あにまる」と呼ばれる子供たちと無人島で緩めのサバイバル生活をおくるという内容。ぶっちゃけ、設定自体は某箱庭ゲーのオマージュではあるものの、大人の責務として子供たちを庇護せんと立ち回るおじさんたちのお陰で、思った以上にハートフルな内容になっていた印象。ただ、世界を支配する「わかもの」との対立構造がノイズになっていたのでいらなかったかなと。2021/07/01
しましまこ
16
心優しきおじさん達。おじさんの最高峰は『足ながおじさん』(笑)2021/07/10
真白優樹
8
大人気ゲームを発売日に買い損ねたおじさんが、謎のおじさんに貰ったゲームを切っ掛けに謎の無人島へと転移してしまい始まる物語。―――大人として守るべきものの為に。 某どう森のような世界観の中、ゲームのようには簡単にはいかない舞台の中で一歩ずつ、試行錯誤しながら頑張る物語であり、頼れる大人としての力を見せていくおじさん達の活躍が光っている、心温まるかもしれない優しさの光る物語である。始まったばかりの無人島生活。果たして敵の影も垣間見える中、彼等の無人島開拓はうまくいくのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/07/03