内容説明
新しい門出を祝う。感謝の気持ちを伝える。あるいは、悲しみに寄り添って慰める。相手に会って、直接「こころ」を伝えていた日常が、コロナ禍によって、急に閉ざされてしまいました。ならば手紙を書こうと便箋に向かっても、季節や自分の気持ちにふさわしい言葉が思い浮かばず、書き進めなくなることも多いものです。そんなときのために、手紙の書き出しと結びの文例をたくさんご紹介し、使い分けの方法をわかりやすく解説しました。「伝えたいこと」の前後に、書き出しと結びの文例を加えるだけで、マナーにかなった礼儀正しい手紙ができ上がります。
目次
1 手紙のかたち―きちんとととのえた便りで礼儀正しく(電話・メール・手紙の違いを知ると書きやすくなります;手紙の基本構成をマスターすれば書くのが楽になります ほか)
2 季節のかたち―四季折々の風情を感じさせる書き出しと結び(春に書く手紙のポイント;夏に書く手紙のポイント ほか)
3 こころのかたち1―気持ちを伝える手紙の書き出しと結び(季節の贈答(お中元)の送り状・基本ひな型
季節の贈答(お中元)のお礼状・基本ひな型 ほか)
4 こころのかたち2―書きにくい手紙だから気をつけたい書き出しと結び(お願いの手紙・基本ひな型;断りの手紙・基本ひな型 ほか)
5 こころのかたち3―相手の心に寄り添うお見舞いとお悔やみの手紙(お見舞いの手紙・基本ひな型;お見舞いへのお礼・基本ひな型 ほか)
著者等紹介
杉本祐子[スギモトユウコ]
「くらし言葉の会」主宰。NHK文化センター札幌教室「わかりやすいと言われる文章の書き方」講座講師。1957年生まれ。津田塾大学卒業後、出版社勤務をへて、手紙や文章の書き方、冠婚葬祭のしきたりやマナーなどの編集や原稿執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。