内容説明
学習に必要不可欠な判例205件(総則131件、物権74件)を収録。旧版刊行以降の動向をふまえ、重要・最新判例を追加し、解説の見直しも行った。質量共に、より一層充実の第2版。
目次
第1編 総則(通則―基本原則;人;法人;物;法律行為;期間の計算;時効)
第2編 物権(総則;占有権;所有権;入会権)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
3
少し古い民法改正前の判例集だけれども、「百選」が判例を題材にした、その判例が代表するテーマについての小論集だとすれば、こちらは判例を多く収め、複数の判例をまとめて少し解説を挟むという形式なので、判例好きにはこちらのほうが面白いと思う。その解説もあっさりとしながら要点を押えている。また、そういうスタンスなので、一冊に200超の判例が収まっているのも嬉しい。ただし、物権のところは、その判例の民法上の意義に説明が特化しすぎ、【事実】で裁判の全体像を示してくれないことが多々あるので、読み物としてはお薦めしない。2020/03/19