内容説明
女はダメと言われても、気にしない。手術室から追い出されても、辞めません。しぶといですから―男社会という逆風においても「女医だから、できることがあるはずだ」と常に患者目線に立ち続けてきたゴッドマザーの、嘘をつかない生き方。
目次
第1章 一瞬のミスが命取りになるからプレッシャーの中で失敗しないため、たんたんとやっていること(人生に細かな計画を立てない―先のことは思い通りにならないから、その日暮らしで大いにけっこう;目の前のことに徹する―緊急用件で仕事のペースが乱れても、今、この瞬間に集中するだけ ほか)
第2章 どんなにつらくても、必ず道は開けると信じているから脳神経外科医の腕を磨くため、ガンガンとやってきたこと(誠実さを忘れない―献身的に働く父の姿を見て、医師になろうと決意;女性でも人生は自力で切り開く―教職者として働く母の姿に、自立する女性の素晴らしさを知る ほか)
第3章 いいことも悪いことも、包み隠さず伝えたいから患者さんの心の窓を開くため、コツコツとやり続けていること(名刺に携帯電話番号を載せる―患者さんやご家族は、不安でいっぱい。だから、24時間いつでも連絡オッケーでいる;朝7時からの散歩で患者さんと交流―起床は朝4時半、出勤は6時。毎日、7時前から患者さんと一緒に散歩と体操 ほか)
第4章 有能な女医が辞めていくのは、あまりにも惜しいから女医が働きやすくなるため、もくもくとやり続けていること(とにかく好きなことをやりなさい―外科系を志す女子医大生へ。心配するのは、1~2年生までで十分;大事だと思うことが、ふたつある―得意分野をもつこと、そして、上司に期待される存在になること ほか)
著者等紹介
加藤庸子[カトウヨウコ]
くも膜下出血を未然に防ぐ「クリッピング術」のスペシャリストで、女性脳外科医では世界一と言われる手術数3,000例以上を誇る。1952年、愛知県生まれ。1978年、愛知医科大学医学部卒業。2006年、藤田医科大学(当時・藤田保健衛生大学)医学部脳神経外科で日本初の女性教授となり、2012年には日本脳神経外科学会で初の女性理事に選出される。女性医師が長く働ける環境づくりに奔走する傍ら、発展途上国への医療支援にも力を注いでいる。現在、藤田医科大学ばんたね病院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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